教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

秋になると出会う蝶

2010年09月30日 | 散歩
雨のあいま、小さなハーブ園に行くと



ウコンの花が咲いていました。
黄色く見えるものがそうです。



あんなにきれいだったディルの花はすっかり終わり
テントウムシが次の世代を残していました。

夏からず~っと花が絶えないのは
メドウセージとローズマリーぐらいでしょうか。
ローズマリーは素敵な香りがするうえ
チョウたちが集まってくるので大好きです。



じゃ~ん♪ウラナミシジミです。
今年初めて出会いました。



翅から尻尾のような突起がでていて
特徴的な波模様があります。
触角の先端がミカン色でかわいい!



この日は一頭しか見あたりませんでした。
出会うシジミチョウはヤマトシジミとルリシジミと
ベニシジミがほとんどだったローズマリーの茂み。
ウラナミシジミのように秋以降に見られる蝶たちで
これから賑わうかもしれません♪



イチジクはもうそろそろ食べ頃



ナツメも色づいてきました。



かなり前に熟したものを食べたことがあるのですが
ボケたリンゴのような食感と味だったような・・
秋の実りは見るのも食べるのも楽しいものですね。


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小さな狩人

2010年09月29日 | 生き物
ここ数日、近所で撮影した
小さな狩人たちです。



雨上がり
雫の残ったマリーゴールドの上にハナグモが・・



百日紅にいたハナグモは小さな蛾を捕らえていました。



半透明の体がなかなかきれいなクモです。



シロカネグモの仲間でしょうか、
優雅な脚長さんです。



特徴の縞縞パンツの黄色が強め♪
お腹が膨らんでいますね。
このナガコガネグモのことを調べていて
ネット上の卵のうの数々を見ていたら、
トリノフンダマシのものとばかり
思っていた数日前撮影した下の卵のうは



ナガコガネグモのものでは?と思えてきました。
この卵のうは長さが3cmくらいあったようだし・・
森の家にいったらもう一度じっくり観察しようと思います。



自分より数倍大きい獲物(イチモンジセセリ)も!



近寄っても決して獲物を放しませんでした。
クモはかじりついて食べるように見えますが
消化液をだして溶かしながら体液を吸っているそう。
やっぱり気味悪いけれどクモって種類が多くて面白い♪
今は卵のうを探しているのですがどこを見れば
いいのやら。ひとまず草むらにしゃがんでいます。


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作品展のお知らせ

2010年09月28日 | その他
本日が初日の
作品展のお知らせです。





我々グループ彩雲と同じく
上郷森の家で創作活動する“彩人(さいと)”の
皆さんの作品展です(講師は源由紀子先生)。

日本画・水彩画・デッサンなどが展示されている
「彩人展」、うかがうのが楽しみです。



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小さな花に

2010年09月28日 | 生き物
小さな花で小さなキチョウが吸蜜していました。



可愛らしいミゾソバのような花ですが
逆向きに鋭い棘がぎっしり生えています。



植物の名はママコノシリヌグイ
漢字で書くと“継子の尻拭い”!
これでお尻をぬぐったらただではすみませんね・・



千日紅のお花畑では大きな蝶を見かけることなく
このヤマトシジミや
翅に小さな突起のあるツバメシジミなど小さな蝶が中心。



歩いたのが日暮れだったので
みなひっそりと翅を休めていました。



ヤブカラシの小さな花には
イチモンジセセリや



花バチが訪れていました。

涼しい日が続き、花が減って
自然と虫との出会いも減ってしまい
寂しいかぎりです。


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比べれば

2010年09月27日 | 自然
今年8月末に行った大楠山での撮影画像を見直していたら
嬉しいことに気づきました。



この花は森の家まわりでよく見かけるセンニンソウ



2枚目は大楠山で撮影した、とても似ている花。
センニンソウと葉がまったく違いますね。
調べたらこちらはボタンヅルというのだそうです。
センニンソウもボタンヅルもクレマチスの仲間。
違う植物とわかっていればもっとボタンヅルを
撮影したのですが・・センニンソウより数が少ないそうです。

混同していた植物はほかにもあります。



これはヤマノイモの雌株。
葉は対生です。
ヤマノイモとオニドコロ、ごっちゃになっていました。



大楠山でクモを撮った時に
偶然写っていたヤマノイモの雄花。
不鮮明で申し訳ありませんが
上を向いている小さなつぶつぶがそうです。
一緒にオニドコロ、カラスウリが写っています。
上奥の葉はもしかしてウマノスズクサ(希望)?



こちらがオニドコロの雌株です。
葉が互生で実がまったく違いますね。



こちらはオニドコロの雄花。
花序は下向きで、葉の形も違います。

まだまだ知らない動植物ばかり。
新しい出会いにはいつもワクワクします♪

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ホウジャクたち♪

2010年09月27日 | 生き物
近くの公園へ散歩に行くと
バーベキューをしている人々で大賑わい!
外で食べるにはちょうど良い気候ですね。



このジンジャーの花はと~っても甘い香りがしました。
クチナシの香りに似ていますがより濃厚です。



フヨウはまだ咲いていました。
この花がある間はまだ夏が終わってないような・・
いざ肌寒くなると暑かった日々が懐かしくなります。

メドウセージにはお馴染みの蜂たちと



ホウジャクがいました♪
この時間に来てよかった!



ホシホウジャクかな?
長い口吻、海老みたいなしっぽ。
幼虫時代からは想像もつかない愛らしい蛾です。



ホバリングしながら蜜を吸い
花々を素早く移動するさまはよくハチドリにたとえられます。



森の家でも日暮れ時に良く出会います。



近縁種のオオスカシバの透明な翅も
撮ってみたいのですがなかなか出会いがありません。
調べてみるとオオスカシバは昼に活動するそうですし
幼虫の食草のクチナシも昔より見かける機会が
少ないようで出会いが少ないのも納得・・。

子供の頃は身近にいて当たり前だった昆虫たちが
探しても見つからないのは寂しいことです。


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クモの卵のう

2010年09月26日 | 生き物
だんだん甲虫類は見かけなくなって
夏が去ってしまったのを感じます。
かわりに森で目立つようになってきたのは
クモ類です。



頭の上に不思議なものがぶら下がっていました。



角度を変えると・・
やっぱり不思議な形!
調べたらオオトリノフンダマシというクモの
卵のうでした。
お母さんがいたかもしれないのに
周囲を調べませんでした。残念。

同じようなものがないか頭上を注意して歩くと
ありました♪



今度は涙型!
こちらはトリノフンダマシのもの。
どちらも成体を見たことがないので
次の出会いが楽しみです。

センニンソウの葉陰に隠れて
ネコハエトリがいました。



不鮮明でわかりにくいと思いますが
とっても愛らしいクモなのです。
うるうるした目玉を撮影できたら
またご紹介しますね。



よく出会うナガコガネグモや



ジョロウグモのカップル(特にメス)は
見かけるたびに大きくなっています。

これからの季節、
卵のうとそれを守る母さんクモに出会う
チャンスが増えると思うとワクワクします。

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雨宿り

2010年09月25日 | 生き物
雨がぱらつく朝。
気温も低めなので昆虫は見られないだろうと
思いつつ森を歩いていると



葉陰で雨宿りしているアカボシゴマダラがいました。



放蝶されたという外国産のアカボシゴマダラ
今年は本当によく見かけました。
乾燥と暑さに強いのかもしれません。



大きさはオオムラサキぐらい、迫力があります。



この森では
同じエノキを食草とするゴマダラチョウを
まだ見たことがありませんし、テングチョウは
めったに出会うことがありません。
アカボシゴマダラがいちばん適応力があるのかも。

強い日差しにも強い



キチョウも雨宿り。



普段はこんなふうに翅を閉じてとまることが
多いこのヒカゲチョウも



珍しくこの状態で翅を休めて
厚い雲に隠れた太陽光を少しでも
受けようとしているようでした。

いきなりの気温低下。
森の小さな生き物もそれを支える植物も
驚いているにちがいありません。
大きな影響がなければいいのですが。



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9月最後の教室

2010年09月25日 | 教室風景
突然に寒くなりましたね!
2日前までセミの声を聞いていたのに
変化についていけません・・



作品展が終わってひと段落☆
皆さんは新たな課題に取り組んでいます。



10日ぶりの自然観察の森は恵みの雨で潤っていました。



9月初旬
こんなふうに伸び放題だった原っぱが
手入れされ、とても歩きやすくなっていました。
暑いなか草刈された方はさぞ大変だったことでしょう。



少し見ない間に萩の花が終わりに近づき



大好きなノブドウは色づき始めていました♪



若いノブドウの葉の先に変わった虫がとまっていました。

拡大すると



尻尾が反り返ってサソリみたい!
口はストローのようで変わっている
この虫はシリアゲというそうです。
これは雄で、メスはここまで尻尾が丸まっていないよう。

涼しくて虫は少ないけれど
久しぶりに蚊の襲撃を気にすることなく
のんびり森を散策することができました。



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9月のツル性植物

2010年09月24日 | 自然
9月に入ってから森の家まわりで見かけた
ツル性植物たちをご紹介します。



9月中旬まで淡いオレンジ色の花を咲かせていた
植物、カエデドコロ。これは雄花だそうです。
ようやく名前が判明してスッキリしました!

ヤマノイモ科の植物っていろいろあるのですね。



この植物はオニドコロだと思ったのですが
いろいろ調べるとヤマノイモのように思えてきました。



これは雌花のようですが・・
今度葉のつき方などをじっくり観察してきます。



これは名前が少しかわいそうなヘクソカズラ。
こんな風に花が咲けばよくわかるのですが
ツル植物の葉はどれも同じように見えてきます。
そういえばとうとうジャコウアゲハの幼虫の食草の
ウマノスズクサを見つけられなかった・・・
森の家周りではジャコウアゲハがたくさん発生しているので
ウマノスズクサだってたくさん生えているはずなのです!



晩秋、赤い鞘から青黒い実をのぞかせる
タンキリマメの晩夏の姿をはじめて見ました。



こんな黄色い花を咲かせるんですね。



今年は豊作?の可愛らしいスズメウリ。



センニンソウの花は爽やかな白色で目立ってます♪



秋~冬には実が黄金色に色づくこの植物。
なんとか名前を知りたいものです。

ようやく夏が去って
本格的な実りの季節到来ですね。

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