教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

牛久沼で白鳥に会った年の瀬

2021年12月31日 | その他

素晴らしい青空が広がった日、最近引っ越した伯母に会うため
母姉とともに茨城県南部へ行きました。
落ち着いたら記事にしようと思っていたらあっという間に年末です。

出かけたのは日曜日で緊張して挑んだ首都高が思いのほか空いていました。
まずはいとこがすすめてくれた笠間稲荷神社へ。


ここがかの有名なお稲荷様。。
明るく清々しい!胸がすっと軽くなりました。
この日はあまり参拝客はおらず境内の駐車場にとめられましたが
菊まつりや初詣のときなどはたいへんな人出でしょうね。

近くの常陸国出雲大社もすすめられたのですが坂道や階段があるよう
なので今回はやめにして先を急ぎました。

次はいつか行きたいと皆で話していた


牛久大仏へ。世界最大120m!の大仏様はやはり大きかった。

広大な敷地には四季折々の花が見られるそうでこの時期はサザンカ。
池の岸辺では大勢でシバザクラの苗を植えているようでした。
桜の頃、お彼岸にいったらこの世の悩みなど飛んでいってしまうかも。。


胸元にあいたこの窓のところまでエレベーターであがることができました。
入口で靴を脱ぐことになっておりやや冷えました。。
階段を降りたり結構な距離歩いたので母はかなり疲れたようです。

牛久で盛り上がったのはもう一ヵ所。


牛久沼です。
これほど多くのオオバンを間近で見たのは初めてです。


この時は飛ばされそうなほどの寒風が吹いており
いつもは水上に浮かんでいる鳥たちでさえ上陸していました。
たくさんのユリカモメに、奥は白鳥!コブハクチョウのようです。


耳の奥が痛くなるほど寒いけれどめった会えない白鳥に全員興奮!


白鳥は逃げないけれど、この大きなガチョウは近づくとゆっくり離れる。
シナガチョウという名前のようです。


薄茶色の羽が残っているのは幼鳥なのでしょうね。
白鳥が子育てするところを見てみたいな。。


霞ヶ浦も行きましたが水族館にも入ったので忙しい~。
他にもいろいろ見ましたが長くなるので別の機会にまたご紹介いたします☆

今年もこの「教室・自然いろいろブログ」にご訪問いただきありがとうございました。

ゆっくりペースとなっていますが来年もおつきあいいただけましたら幸いです。

どうぞよいお年をお迎えください。






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Hさんの新作パステル画(028)

2021年12月29日 | 教室風景

Hさんは静かな光景を描かれました。


「桃とワイン」 パステル画 F6

ほの暗く落ち着いた空間にみずみずしい桃。ワイングラスの輝きが
画面を引き締めています。強い暗色が桃を新鮮に、芳醇な香りまで
感じさせます。大きな風景画を多く描いてきたHさんの新境地です。

近づいてみました。


グラスの形体を整え、透明で薄くしかも硬い質感を表現するのに
苦心しました。産毛の生えた皮に包まれた桃の果肉はずっしりと
詰まり表情豊か。自然の恵みに感謝する心の表れた優美な作品です。

新しいテーマに挑戦しエネルギッシュに制作し続けるHさんの
過去の作品はHさんのHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
作品集”の中のHさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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手すりにあらわれた生き物たち

2021年12月26日 | 生き物

クリスマスイブの日は風もなく穏やかだったので
近所の森を歩きました。

陽だまりでさっそく


ムラサキシジミが美しい翅をひろげていました。

見とれる暇もなく動き回り


落ち着ける場所を探しているようでした。
笹藪に入り込んだところを撮ったら何かの蛹の殻が写り込んでいました♪


飴がけされたようなトベラの実☆


コナラや


モミジもまだ葉を残すものがありました。

冬至も過ぎたこの時期に活動している昆虫は少ないので
陽だまりや手すりをのんびりじっくり見てゆくと


苔そっくり!!見事な迷彩色です。
検索すると、キノカワガという名でした。木の皮蛾なんて覚えやすい♪
幼虫の食草はカキだそう。

他にも


黄色地に赤い模様の美しい虫が。
ヒゲナガサシガメの幼虫のようです。


渋柿色のフユシャクもいました。
チャバネフユエダシャクでしょうか。

近くでは


このフユシャクも見ました。クロスジフユエダシャクなのかな?

フユシャクとは冬に出現するシャクガ科の蛾のことだそうですが
出現時期は少しずつずれている上に夜行性のものが多いので
なかなか多種類に出会うのは難しい。探すのが楽しい昆虫です。


まだ網の上で頑張っているお腹の大きなジョロウグモがいました。

全てが眠ったような枯色の森で活動する小さな生き物たち。
その生命力や知恵に感動した冬散歩でした。


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今年最後の教室 彩りのこる森

2021年12月22日 | 教室風景

冷えた朝


ひと月前までアキアカネが産卵していた小さな水たまりに氷が張っていました。


ハラビロトンボが集まる池も凍ってキラキラ☆

今年最後の教室日でした。


コロナ禍の今年も緊急事態宣言等で1~3月・8~9月がお休みとなり
10月にようやく再開できたと思ったら瞬く間に年末となりました。

施設や周辺の森にはにぎわいが戻りつつあって明るい雰囲気♪
来年こそはマスク無しの春が迎えられたらよいのですが。


午後にHさんがパステル画を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆

風がなく晴れたこの日はエナガの群れに会いました。


鳴き交わしながら枝から枝へ


仕草が可愛い☆


木くずが落ちてきたので見上げると冬毛でむっくりしたタイワンリスが。
広い範囲の樹皮を剥がれたこの木は元気がありません。

夕方、今年最後なのでいつもより気合いを入れて掃除しました。


高いところで卵を守る小さなお母さんグモが☆


直径4mm、ひなあられのような卵も。ヒメグモの仲間のものでしょうか。
緑に囲まれたアトリエなので室内で越冬しようと小さな虫達が集まってきます。
カメムシなど何度掃き出しても大急ぎで戻ってくるので笑ってしまいます。


今年の紅葉は色鮮やかで長く楽しめました。

次回は約4週間後。その頃にはどのような彩りが見られるでしょうか。


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12月四回目の教室 雨のち晴れ

2021年12月18日 | 教室風景

雨の降る朝、カッパを着て森を歩きました。


濡れた森はより鮮やかで香りも高いのですが吹く風が寒い。
いつもはにぎやかなコジュケイやリスは押し黙り
ため息のようなアオジのさえずりが聞こえただけ。


水仙の甘酸っぱい香りを吸い込もうと近づいたら
極小のクモが雨宿りをしていました。

12月4回目の教室日でした。


いっとき雨が強まったので皆さんお休みされるかな~と思ったのですが
昼前には晴れるとの予報を信じて元気に参加されました。


金曜日クラスは今年最後。甘いものをいただいてプチ忘年会をし
年末のご挨拶をしました。10月に再開したばかりというのにあっという間です。

11時頃には太陽が顔を出しました。


カマツカの葉はだいぶ散ってしまいましたがまだまだ綺麗!


青空にコナラの金色が映えます


高いところでクワコの繭が風に揺れて


木漏れ日きらきら・・


気温が上がってタイワンリスも嬉しそう☆


久しぶりに近くでコゲラを観察することができました。

お昼の森は小鳥たちと子供たちの声で活気にあふれ蝶も飛びそうな陽気に。
静まり返った朝の森とは別世界!同じ一日と思えないほどでした。



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Aさんの新作日本画(018)

2021年12月17日 | 教室風景

Aさんは旅で出会った春を描かれました。


 日本画 F8

杉皮葺の門、満開の雪柳、散り始めの桜。背後の杉林から射す
強い光が印象的な風情ある光景です。きらめく桜に集う小鳥たちの
さえずりが聞こえてくるような清々しく晴れやかな作品です。

近づいてみました。

杉林を描いたのち時間をかけ桜を描き起こしました。空や片隅の
植物にまで地道に岩絵の具を重ね複雑で重厚な味わいをだしました。
美しい陰色が春の光を鮮明にみせすべてが生き生きとしています。

ひとつの作品に粘り強く取り組むAさん。次の作品も楽しみですね☆
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス
内の作品集のなかのAさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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Uさんの新作水彩画(090)

2021年12月16日 | 教室風景

Uさんは森での出会いを描かれました。


 水彩画 F4

虫喰いあとだらけの葉は錦に染まり実は朱から深紅に。彩り豊か
なサルトリイバラの一枚の葉はあえて澄んだ空を思わせる青にして
色の響き合いを大切にしました。静かで味わい深い作品です。

近づいてみました。


水をひいた葉に落とした数色の絵の具が滲み混ざり合う様を観察し
楽しみながら描いてゆきました。葉もツルも透明感がありながら
力強く、様々なイメージが広がり秋の風景が見えてくるようです。

好きなモチーフを繰り返し描き透明水彩の世界を深めてこられたUさん。
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
作品集”の中のUさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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Iさんの新作鉛筆画(019)

2021年12月15日 | 教室風景

Iさんは近所の散歩道を描かれました。


「樹影のある午後の公園」鉛筆画 F4

緑豊かな金沢自然公園の秋。桜の大木が石畳や花壇に長い影を
落としています。光と影の織りなす変化に富んだ美しいリズムを
やわらかなタッチで丁寧に描写されました。心安らぐ作品です。

近づいてみました。


鉛筆の硬軟を使い分け用紙の凹凸を利用し奥行きを強調しました。
タッチを変えそれぞれの特徴をとらえた木の表現が自然で素晴らしく
秋の光を感じます。向こうの森まで清々しい風が吹きぬけています。

どの作品も透明感があり優しい味わいのIさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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12月三回目の教室 秋色あふれる

2021年12月11日 | 教室風景

露は降りておらず風もほとんどない穏やかに晴れた朝。

愛らしいさえずりに目の前の木を見上げると


フワフワなお尻!


エナガちゃんの可愛さは格別、いつだって癒されます~☆
群れにはメジロたちも加わっており瞬く間に移動してゆきました。

はやくも12月三回目の教室日でした。


隣接する体育館や中庭は体験学習する小学生で賑わい、外廊下でも
幼児たちが楽しそうに遊んでいて辺りが活気に満ちていました。
聞こえてくる子供たちの会話に微笑みながら制作しました。


午後にはAさんの新作日本画の落款、撮影をすることができました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

コナラ林の脇を通ると白い小さなものが飛びました。


追いかけるとやはりフユシャク。
クロスジフユエダシャクなのでしょうか。メスにも会いたい。。

蜜柑色に色づいたコナラの木を見上げていたら
フルフル震える黒っぽい塊が視界に入りました。


オオトリノフンダマシの卵のうです♪
2か月ほど前にはお母さん蜘蛛がこの場所で我が子を守っていたのでしょうね。

美しいのはコナラばかりでなく


カエデは真っ赤


マルバウツギの葉は赤褐色


マルバウツギは4月下旬、こんな花を咲かせていました。


カマツカの葉も艶やかに染まってきました。


このカマツカは今年5月はじめ、白い小花をたくさん咲かせ


11月はじめには真っ赤な実をつけました。今年も豊作☆

木々が葉を落とし冬支度が進んだ森はとても明るい。
小鳥たちの気配を感じやすくなりました。






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12月二回目の教室 彩り探して

2021年12月07日 | 教室風景

ひんやりした風が吹きもっと厚着してくればよかったと思った朝。


空が青くないというだけで風景が冬めいてさみしく感じられました。

12月2回目の教室日は一日曇天。


ヒヨドリたちの甲高いさえずりを聞きながらも心静かに課題に集中。。
画面は一筆入れるごとに少しずつ変わり、また次の課題が見えてきます。


午前中、Uさんが水彩画作品を完成させました。
後ほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆

休み時間、今の時期らしい彩りがないか探し歩きました。


ぽつぽつ真っ赤に色づいたカエデが。
今年の色づきは昨年よりやや早いような。。


直径8mmほどの小粒なグミが鈴なり!アキグミでしょうか。


棒つき飴のよう。
一個口に入れたら美味しい♪水分は少なく渋みが残っていました。


ムラサキシキブの実も小鳥のごちそう☆
すでに来春の準備が進んでいるようです。


ホオズキの実がのこっていました。趣がありますね☆
この森で見たのは初めてです。


リンドウはそろそろ終わり


まだ頑張るジョロウグモもいました。

葉裏に越冬蝶がいないか探していたら、目の前に


オレンジ色の何かがふわ~っと飛んできました。
寄生バチであるヒメバチの仲間だろうとは思うのですが名前はわからず。

この日はとうとうチョウや蛾を一頭も見つけることができませんでした。



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