さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

2014年を振り返って(7~9月)

2014年12月30日 | 散歩の出来事
2014年を振り返りながら、今年もいよいよあと1日!!

10~12月は、直近の記事なので、7~9月を載せて、2014年の回顧を終わりたいと思います。



今年も、7月のハスの花が咲く頃、I沼ではセイタカシギ(丈高鷸)で賑やかになり始めました。

昨年より少し早い渡来でしたが、数の増減はあったものの、9月頃まで楽しませてくれます。





特に、夕日の染まる姿が印象的でした。



そして、コアジサシ(小鯵刺)の狩人ぶりには、毎度のことながら、驚かされるのもこの時期です。



今年は特に、巣立ったばかりの幼鳥を伴って来てくれて、幼鳥の狩りの訓練の様子も見る事が出来ました。

コアジサシの餌やりをじっと眺めるセイタカシギとのコラボも初めてでした。



そして、I沼が一番賑やかだったのは9月でした。

セイタカシギやコアジサシが徐々に少なくなる中で、アオアシシギ(青脚鷸)に始まり、ツルシギ(鶴鷸)・クサシギ(草鷸)・トウネン(当年)などのシギ・チが次々訪れてくれました。



エリマキシギ(襟巻鷸)も滞在期間は少なかったですが、2度ほど現れたのもこの時期でした。



ツルシギが、一番たくさんいたのは3羽。 ここで3羽が揃ったのを見たのは初めてです。(少なくとも私は…)



コヨシキリ(小葦切)の子育てシーンは7月でした。 工事の為に刈り取られたヨシに、かろうじて残ったコヨシキリの巣。

巣が夏日にさらされて、そんな極悪の環境でも、雛は立派に育ったようです。



彼岸花の時期には、温暖化の影響でしょうか、南国の蝶ナガサキアゲハが現われて、ビックリ!!



次の写真は、10月に撮ったものですが、「モズのはやにえ」を初めて目撃したものです。



振り返ってみれば・・・・・・・・この1年、鳥撮りを少しズボラしていたので、新しい鳥があまり増えていません。

来年あたりは、念願の海岸線の鳥たちを狙って行きたいと思っているのですが、果たして成就するかどうか・・・・・

今回は、久しぶりにこの1年を振り返ってみましたが、このシリーズも、今回でおしまい。

この1年、こんな拙いブログにたくさんの方々にお越しいただき、有難うございました。

来年も、出来るだけたくさんの写真を載せていきたいと思っていますので、どうかよろしくお願いします。

2014年もあと1日で、新年を迎えます。

どうか、皆さんも、素敵な新年をお迎えくださいね。



*年始はプチお出かけしますので、コメント欄は閉じてます。
コメント

2014年を振り返って(4~6月)

2014年12月29日 | 野鳥
4月~6月の時期は、花も野鳥も、一番華やかな季節。

自然界がいきいき輝き、ウキウキする季節でもあります。

今年は、初めてじっくり「見沼代用水東縁」の桜を撮ってみました。



5月に入ると、夏鳥がいよいよ活発になるため、プチ遠征を繰り返すことになりますが、毎年撮っても飽きない野鳥の一つ、サンショウクイ(山椒喰)

このシンプルでスマートな鳥が好きで、毎年、飽きることなく撮っています。

もちろん、綺麗なオオルリやキビタキ、ムシクイの仲間なども、この時期の人気者ですが、今回はサンショウクイを載せてみます。



そして、5月の新潟遠征の一番の収穫が・・・・・・・ハチクマ(八角鷹)の枝とまり!!

ほんの一瞬の出来事でしたが、ピントを合わす手が震えるくらい緊張しました。



このフィールドでは、キビタキ・オオルリ・コサメビタキ・ムシクイの仲間・アカゲラ・クロツグミ・クロジ・ノジコなど、魅力ある野鳥が豊富ですが、何と言ってもコルリ(小瑠璃)が、遠征の目的です。





同じく5月、、MFでは人口の巣箱に、フクロウ(梟)が戻ってきたことも大ニュース。

例年営巣するほこらのある樹が倒れてしまって心配したのですが、どなたかが掛けた巣箱に無事営巣。今年も元気に雛が巣立ちました。



今にも落ちそうな格好で居眠りする雛の姿が何とも言えませんでした。





初めて出かけた「天空のポピー」、青空に真っ赤に咲き誇るポピーはまさに天空の世界です。



次のサンコウチョウ(三光鳥)も5月。 雄と雌が交互に卵を温める姿が印象的でした。この巣からも無事雛が巣立ったそうです。





そして、6月、やぶ蚊にあちこち刺されながら、雛が巣立つまで観察したオオタカ(大鷹)。 雄と雌の役割分担がはっきりして、カラスを追い払う雌の姿が印象的でした。





残念ながら、生まれた2羽の雛の内、無事巣立ったのは1羽だけ。暫く巣の周りで予行演習しながら無事巣立ちました。(紹介いただいたIさん、Yさんに感謝!)



このように毎年、子育ての時期になると、山や林も賑やかになって、鳥撮りさんたちにとっても一番忙しい時期ですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く!
コメント (18)

2014年を振り返って(1~3月)

2014年12月28日 | 野鳥

2014年もあと少し!!

年をとると、月日の流れが早いと言いますが、まさに光陰矢のごとし!!

年初に立てた誓い事もできたのか出来なかったのか、いつの間にか年の暮です。

そんな訳で、年末の大掃除ついでに、写真を整理しながら、3回に分けて、今年を振り返ってみたいと思います。

印象に残った写真のみ、抜粋してみました。

まずは1~3月

2013年の11月に渡来したヘラサギが、ついに年を越しました。

たった1羽だけのヘラサギが、フィーバーしたのは11月まで・・・・

そんなヘラサギを観察し続けて、撮った写真は何百枚??

夕日に輝くヘラサギも綺麗でしたが、今回選んだのは、残雪をバックに飛ぶヘラサギです。



年初から、雪が多かった関東地方でしたが、そんな雪の中のトラツグミ

この年は、あちこちで、トラツグミが見られたようで、鳥撮りさんにとってはこの時期一番のモデルさんです。



同じく、雪の中のビンズイ。ビンズイ自体は珍しい野鳥ではないのですが、雪の上ではいかにも足が冷たそうで、内股歩きは大発見。



深谷のホオジロガモ、今年も元気な姿を見せてくれました。

この日は、冷たい北風が吹く寒い日で、凍えそうになりながらの撮影。

肝心の白鳥は、餌付けが禁止されてから、数が減りつつありますが、ホオジロガモだけは、昨年より増えてる感じです。??



今度は、植物編。

武蔵野森林公園で、初めて見たシクラメンの原種です。

もちろん、写真に撮ったのも初めてでしたが、小さくて可憐な姿が何とも言えません。



もちろん、この時期は梅に集まるメジロやヒヨドリ・ジョウビタキ・ルリビタキなども、素敵なモデルさんになってくれました。

ベニマシコやジョウビタキ・コハクチョウなどの冬鳥たちも旅立つ準備で忙しい季節です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く


*3回に分けて連続投稿しますので、今回はコメント欄を閉じてます。
コメント

ベニマシコなど

2014年12月26日 | 散歩の出来事
K自然公園に引き続き、今度はS湖で鳥見ウォッチング。

駐車場に車を止めて、てくてくデジスコ担いで歩いてると、同業者の方にお会いして立ち話。

Aさん:「あっちの方に、あまりロケーションが良くないけど、ベニマシコがいますよ!」

S君:「有難うございます!」「人は多いですか??」

Aさん:「結構いますね!!」

S君:「そうですか、情報有難うございました!」「後で寄ってみます!」

そんな会話をしながら、情報を教えて頂いたが、まずは自分でポイントを探すことにして、前回、目星をつけておいた場所に向かいます。

そのポイントで、早速デジスコをセットして、暫し待つことにします。

近くで鳴き声がして、しばらく待ってると・・・・・・・好物のイノコズチを食べにベニマシコがやって来ます。



あまり奇麗な色ではないですが、まずは雄から・・・・

暫くご無沙汰していたせいか、デジスコのピント合わせに少々苦労しながらも、何とか!!



雄の横には、雌も姿を見せてくれました。雄に比べて地味ですが、可愛い顔で、一生懸命。イノコズチの実を口に頬張ります。





少し離れたセイタカアワダチソウにとまったメスを撮ってると・・・・・・突然その横に雄が来たのですが・・・・・

残念ながら、ペアの写真は、雄がすぐに飛び立ったため失敗!!





ベニマシコ(紅猿子)

日本では北海道と本州北部の一部で夏鳥として繁殖し、本州以南には冬鳥として渡来するアトリの仲間です。

マシコ(猿子)という名前が付く野鳥には、ハギマシコやオオマシコ・ギンザンマシコ・ベニマシコなどがいますが、いずれも、漢字では「猿子」と書き、猿の古名に由来しています。

猿の顔のように赤い体をしてるからそう呼ばれるようになったらしいのですが、その赤が一番目立つのは、北海道などで繁殖する時期が一番綺麗です。(雄のみ)

本州に冬鳥としてくる雄は、同じように赤い体をしてますが、かなり個体差があって、今回のように、あまり赤くない個体も多いです。

同じように別の所で撮った雄の写真(在庫)を、トリミングしたものを載せておきます。

今回のベニマシコの雄と比べて見ればよく分かりますが、赤い色が濃くて綺麗な個体です。



どうです、お猿さんのように見えますか????



ベニマシコが飛び去った後、後ろを振り向くと、ジョビ子さんがすぐ後ろに来てくれたのですが、完全な逆光。



水辺には、かなり遠くにカンムリカイツブリ




カイツブリも、冬羽に変身して、夏の頃より優しそうな顔つきに変ってます。



何故か、1羽だけ、マガモがいましたが、少々近づいても逃げる気配なし!!



はるか遠くの水面を見ると、ホシハジロの集団がいます。



この後、結局、先に教えて頂いたポイントには顔を出さず、お昼ごろに撤収!!

この日は、ハジロカイツブリやアトリなどには会えませんでした。

来年のお楽しみです。
コメント (10)

ウソ第2弾

2014年12月25日 | 野鳥
掲載が少し遅れてしまったウソですが、前回載せた記事には、桜の新芽などを食べるので、公園などでは、害鳥扱いされてる旨を書いたのですが、今回は、ウソの名誉挽回の記事です。

以前、ココログブログの時にも詳しく書いたのですが、「鷽」という字が学の旧字「學」に似ていることから、太宰府天満宮や亀戸天神社では「天神様のお使い」とされています。

鷽を模した木彫りの人形「木鷽」も有名で、この木鷽を使った鷽替え神事も菅原道真を祀った大きな神社の定番になっています。(以前書いた記事は記事末にリンクを張っておきますので、そちらをどうぞ)



そんなウソの様子を見に、ある晴れた土曜日、M公園に出かけてみると・・・・・

池の畔に鳥撮りさんたちが、ウソの水飲みシーンを撮るためにカメラを並べて待機中。

最近は、どこへ行ってもこんなシーンがよく見られますね。

私自身は、自然の状態の写真を撮りたいので、そこをパスして、辺りを見上げてると・・・・・・



4~5羽のウソが、高い枝の上でお食事中!!それにしてもすごい食欲です。



傍らの林の中に、アトリを1羽見つけました。

この公園にもアトリが入ってることは確認していたのですが、この1羽だけ????

証拠写真にしかならないですが、どこにいるか分かりますか???お尻がメインですよ!!



姿がはっきりしないので、以前撮ったアトリの写真も張っておきますね。これが本当の正体ですよ!!





エナガも、あちこち飛び回っていますが、なかなかいい所に出てくれません。枝の間から、こちらを監視中???4



林を諦めて、畑道を歩いてると、アスファルト道路をハクセキレイが横断中。堂々とした歩きっぷりに、思わず苦笑してしまいます。





おまけはタヒバリ(田雲雀)です。

A公園のグランドには、タヒバリがたくさん来てますが、なかなか用心深くて・・・・・・



文字通り、稲を刈った後の田圃や、公園の芝生などでよく見られる冬鳥ですが、セキレイの仲間で、ビンズイと近縁種です。



今日はクリスマス!!もう一つおまけに、クリスマスらしい写真も・・・・・・



さいたま新都心「けやき広場」のイルミネーションです。

毎年年末になると恒例のイルミネーションですが、いつも変りばえがしません。

年ごとに、デザインを変えてくれてもいいと思うのですが、……予算が無いのかな???



こんなライティングもありますよ!





*前述の「ウソ替神事」に興味のある方は・・・・・・・・・・・こちら

コメント (15)