さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

オオアカハラ?アカハラ?

2021年01月31日 | 野鳥
1月18日、久しぶりのM自然公園、奥の林では、アカハラ?(オオアカハラ?)とツグミが・・・・・・
ツグミが、さかんにアカハラ(?)を牽制し、今にも取っ組み合いのけんかを始めそうです。
ん?? このアカハラの顔から頭にかけて色が黒い? もしかしてオオアカハラか??



そしてついに、壮絶なバトル??


バトルは引き分け!!そのうちに、落ち着いた様子で、アカハラ?(オオアカハラ?)が近づいてきてくれました。
やっぱり顔全体が黒い!! 初めは光の具合かと思っていたのですが、どうも違うようです。

オオアカハラは、アカハラと比べて、顔から頭付近にかけて黒っぽくて、嘴もアカハラに比べて大きくて長いと言われてます。
果たして・・・・・この子は???      やはりオオアカハラのように思います。
ちなみに、オオアカハラは、夏季に千島列島で繁殖し、冬季になると日本へ南下し越冬するのに対して、
アカハラは、本州中部以北で繁殖(夏鳥)し、冬季になると本州中部以西で越冬(冬鳥)する。(一部留鳥扱いの地域も)
同じ仲間でも分布域は異なるようです。





比較のため、以前、この公園で撮ったアカハラの写真をいくつか探してみると、やはり同じような個体が・・・・・
次の写真(2016年)は、明らかにオオアカハラのようです。
・・・・ということは、この公園には、オオアカハラが時々、来てるということなのかもしれません。


そして、次の子は??? 2006年の写真ですが、同じ公園での写真です。 こちらは、顔に少し黒っぽいようなところがありますが、アカハラ?


さらに、次の写真は、別の場所で5月に撮ったものですが、こちらは、明らかにアカハラですね。


もし、間違ってたらご指摘くださいね!

この場所では、数日前から、トラツグミも姿を見せていたようですが、残念ながら、この日はしばらく待つも、姿を見せてくれませんでした。



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Windows10バージョン20H2へ

2021年01月29日 | 日記
確か、Windows 10 October 2020 Update(バージョン 20H2)が告知されたのは、昨年の10月ごろだったでしょうか。
当初、いろんなバグが出ていたようで、さすがに新しいもの好きな私でも、早急なバージョンアップは避けてました。(従来のバージョン:1909)
その後、状態が安定したのか、昨年末あたりから順次、バージョンアップのための自動更新が実施され始めたようです。
自分のPCには、動作が安定してからと思い、自動更新できないよう設定しておくつもりだったのですが・・・・・・
設定し直すのを、すっかり忘れていて、27日早朝、PCを使用中に突然の「再起動」表示!!
26日夜あたりから、自動更新が機能して新しい20H2をダウンロードし、27日朝、自動的にインストールしてしまったようです。
再起動には約1時間ほどかかりましたが、導入してるソフトを全て確認してみると、無事機能してるようで、一安心!!
ところが・・・・・
今まで「言語バー」はタスクバーの中に収納していたのに、いろいろ試してみてもタスクバーの中に「言語バー」が置けません。
調べてみると、IMEを旧バージョンに戻してやらないと、タスクバーに置けないようなので、さっそくIMEを旧バージョンに変更。
無事、タスクバーに置けるようになったものの、今度は、いつの間にかローマ字入力が日本語入力に変更されてます。これも設定変更。
(普段、タスクバーにいれてない人は、変更の必要はないようです。)
今のところ、気が付いたのはこの点だけですが、まだ、少々不安!!  早く安定してほしいものです。
これからバージョンアップされる方は、時間的に余裕のある時に実施してくださいね。
ネット環境にもよりますが、ダウンロードからインストールして再起動完了まで、最低でも2時間以上かかりそうです。
新しい機能まで調べてませんが、見つけたらまた書きますね。

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今回は、K自然観察公園のその他の野鳥たちも紹介しておきます。
さて、この子は誰でしょう???この公園のあちこちにいました。(正体は最後に!!)


もちろん、フレンドリーなアオジも・・・・


シメは食事に夢中!


超フレンドリーなジョビ子さん


自己満足してるセグロセキレイ


今年は数が少ないのか?  やっと高い木の枝にいるカシラダカを見つけました。


「この子は?」の正体は、シロハラでした。
今冬は白がらの当たり年でしょうか、いたるところで、このシロハラの存在が目立ちます。
この公園でも、何気なく見つけたシロハラは4羽、地面だけでなく、木の上にも!



葦原では、クイナの大きな鳴き声が聞こえますが、姿は見せてくれませんでした。
タシギやベニマシコ、この日は音沙汰無しでしたが、数時間の探鳥でルリビタキなど、まずまずの成果でした。
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氷上のキセキレイ(黄鶺鴒)若鳥

2021年01月27日 | 野鳥
ルリ男君を堪能した後、さらに奥へ進みます。
途中の小さな池は氷が張って、その氷の上をヨチヨチ歩いていたのはキセキレイ。昨年生まれの若鳥ですね。


そろ~り!そろ~り!


木陰の中の表情にも、日差しが射して、キセキレイも輝きます。


キセキレイは、日本では、九州以北に住む漂鳥または留鳥扱いですが、夏場は山の渓流などにいて、平地では冬に見かけることが多いです。
もちろんセキレイの仲間ですから、お尻フリフリ歩く姿は、同じですが、黄色が鮮やかで、みんなに人気があります。夏場の方が黄色が鮮やかですね。
話は少し横に逸れますが・・・・セキレイの仲間はなぜ尾っぽをフリフリするのでしょうか??
理由は定かではないのですが、一説では、天敵に対する警戒の意味があるそうです。
なんだか、フリフリしてると、余計目立つような気もするのですが・・・・・

この子は、尾っぽフリフリしてなかったので、少なくとも、私には無警戒??



キセキレイの食性は動物性で、小さな昆虫やクモ類がメインです。
次の写真は、在庫から、5月末にお山で撮ったキセキレイですが、たくさんの羽虫を頬張ってます。子育て中なのでしょうか?
それにしても、ホバリングしながら、よくこれだけたくさんの羽虫を捕らえられるものです。















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紛らわしいルリビタキ雄Jr.

2021年01月25日 | 野鳥
公園を一回りして、元来た道を戻る途中、葦原の一角に1羽の鳥が・・・・・
よく見ると、またまたルリビタキです。今度は、雄の若鳥(?)。光の具合で、背中部分にも少し青部分が出てきてます。


さて、前回、ルリビタキの雄が完全に成鳥の青い色に変わるには2年かかり、その間は、雌に似てることを書きました。
しかし、よく見て見ると、雄の2年未満の若鳥は雌の成鳥に比べて翼が青みがかり、体側面や尾羽の色味が強いことが分かります。
このように、性成熟に対して羽色の発現が遅れる現象を「遅延羽色成熟」というそうですが、他の鳥では、あまり見られないそうです。
同じ青い鳥のオオルリやコルリの雄の幼鳥は、羽の部分にしっかり色がついて、雌との区別がつきます。
オオルリなどの幼羽が見れるのは秋の渡りの時だけで、翌年の春~初夏に渡って来る時は、立派な青色に変身してます。

ルリビタキの面白いのは、この地味な色のまま翌年には繁殖が可能なんです。見た目は、雌同士がカップルになってるように見えますね。
当然、雌は、地味な雄でも、はっきり婚活相手だと認識してるんでしょうね。

何かいいことでもあるのでしょうか??
「YMAKEI Online」の「山好きのための登山情報サイト」の中に、ある鳥類研究家の方が丹念に調査された内容が載っていましたので、文章を引用して紹介します。

ルリビタキも、繁殖時期になると、縄張りをもつことになりますが、青い雄同士が争う時は、直接闘争になるのに、
青い雄と雌に似たオリーブ色の若い雄が争う時は、追いかけ合いだけで終わるそうなんです。
すなわち、「ルリビタキの1才の雄は、年上の雄に対してあらかじめ自分が弱い立場にあることを、羽色で発信することによって、
相手の怒りを和らげて強い攻撃を抑制し、無用な闘争を回避し、闘争による怪我などのリスクを減らそうとしているのだと思われる。」ということだそうです。
初めて知りました。ビックリですね。


お座り??


しばらくすると、どんどん近づいてきて、レンズの最短撮影距離内に・・・・こちらが後ずさりするほどです。


陽の当たる場所に出出てくると、少し色味が違います。


このルリビタキ、一時は足元までやってきたのですが、人が来たので、そのまま藪の中へ・・・・・・


次の写真は、在庫からルリビタキの雌の写真を載せてみました。上の雄の若鳥と比較してみてください。
尾羽と背中部分が違うことが分かると思います。この雌と1年目の雄がカップルでいる所を想像してみてくださいね。


今回は、偶然にも、綺麗な青いルリビタキと、雄の若鳥を同時に見ることができましたが、両タイプ同時は久しぶりでした。

もし間違ってる部分がありましたら、ご指摘くださいね。


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ルリビタキ(瑠璃鶲)三昧

2021年01月23日 | 野鳥
1月14日、今年初めてのK自然観察公園。
アトリやイカルが入ってると聞いていたので、期待していってみたのですが、目的の野鳥の姿は無し。
前に来た時に木道の湿地帯で見つけたルリビタキを探すも、こちらも惨敗。
仕方なく、いつものコースをのんびり散策です。・・・・・フレンドリーなジョビ子さんが何度も目の前を横切ります。
コースの中ほどまで来た時、小川(?)の樹の茂みの中にいたのは、綺麗なルリ男君。



葉っぱの裏に隠れてるつもり?


時々こうして明るい所に出てきてくれます。


このルリビタキ(瑠璃鶲)、冬鳥だと思ってる方も多いのではないでしょうか。
日本では北海道と本州・四国の高地で繁殖し、冬は関東地方以南の低い山地の林に移る漂鳥または留鳥なんです。
都市公園などで、冬場によく見ることができるので、勘違いしやすいのかもしれません。
ルリビタキの雄の綺麗な瑠璃色は、生まれて2年で完成しますが、1年目から繁殖します。この2年未満の雄は、よく雌と間違えられますね。
(この2年未満の未成熟な羽の色について、面白い記事を見つけましたので、次回に書いてみます。)

青い鳥といえば、夏に山で繁殖するオオルリやコルリが有名ですが、同じように夏に山で繁殖するルリビタキはどこにいるでしょう?
オオルリやコルリに比べて、ルリビタキの方が標高の高い亜高山帯で繁殖するので、夏に会える確率は低いかもしれませんね。


周辺を行ったりきたり、なかなかフレンドリーです。


リラックスしてるのか??


今回は、顔や羽の様子を見てもらうため、一部を大きくトリミングしてみました。綺麗な瑠璃色です。



最近は、ルリビタキも、公園などでは餌付けされることが多い中、やっぱり自然物の方が撮り甲斐があります。
ルリビタキも、見つけるのには苦労しますが、餌場がある程度決まってるようなので、撮りやすいかもしれません。

・・・・・・・・・・・続く!


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