■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

炎のクリエイター 撮影 & 画像補正

このブログに使用の画像は、殆んどを「iPhone15 pro」で撮り「CANON Power Shot G7XⅡ」と「CANON一眼」などの撮影機器でフォローしています。画像に補正を施せば、とっておきの一枚を奇麗にできます。 ※画像の転載・転用は禁止させて頂きます。 京都府宇治市にある、西国三十三所第10番札所の三室戸寺は、紫陽花のお寺としても多くの人に知られている。源氏の庭の「身代わり地蔵」さまは、信仰する者の化身となって現れたり、思いがけない危難や事故の犠牲者になりかけたとき、身代りとなってくれる信仰のようだ。

お雛さまの絵紙 ~雛人形の「絵」も風流で~

2024年03月03日 14時32分23秒 | 伝統行事
新潟の小千谷(おじや)辺りでは、浮世絵のことを「絵紙」といい、地元の桃の節句には、お雛さまとともに絵紙を飾る風習があるようだ。江戸時代の頃からお子達は、近所の家に飾られた雛人形を見てまわり、せっせと絵紙を描いたのが始まりと聞く。





現在は、絵紙とお雛さまを同時に飾るようだが、当初はお人形を買ってもらえないお子が「絵」で辛抱させられたのが経緯だろう。先日まで、当ブログのトップを飾っていた木目込み人形にしても、江戸時代のバブル期と言われている元禄時代のもので、現代のように貧富の差が激しい時代でもあったようだ。



現在の小千谷市では、その風習を再現し「絵紙と小千谷のひいな祭り」が、市内各地で開催されている。この風習は2019年に同市の民俗文化財に指定されている。話は変わるが、滋賀県の近江八幡の城下町では、年代物お雛さまが旧家で飾られているのを見学できる。こちらは3月中旬まで開催される予定だ。


▲桃の節句は「ばら寿司」も豪華バージョンのイクラ使用





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恵方巻き ~高級な食材などは不要で~

2024年02月03日 14時38分24秒 | 伝統行事
今年も節分の日がやってきた。恵方巻きをメインの行事にしている我が家では、皆で和気藹々と食卓を囲んで楽しめるところに感銘を受けている。巻寿司を切らずに、そのまま2024年の恵方(東北東)に向かって、切らずに丸ごと無言でかぶりつくと言った具合だ。



福を巻き込むことと、縁を切らないようにと意味が込められている、そんな厳かな行事であったはずだった。ところが今では、お寿司屋さんのみならず、スーパー・コンビニなどでも目くじら立てて、高級食材を使ったり数本をセット販売してまで売り上げを伸ばそうとしている。



恵方巻きは、元来お供え物であるので精進料理系のものが良いと探し回るのだが、普段扱っているお店でさえも、この時期は豪華な巻き寿司しか作っていないと言う。しかしワシの理論では、椎茸・干瓢・厚焼き玉子・キュウリのような、古き良き時代の乾物・滋養を摂る卵など、起源になったものを味わいたい。三つ葉を忘れたのはご愛敬で。





最近の販促の流れで、売れ残りを無理矢理に社員へ売りつける「モラハラ」と共に、敢えて高級食材を使って単価をつり上げる「恵方巻き商戦」には賛同できない。今年は自ら干して作った「干し椎茸」を丁寧に炊いて、シンプルな巻き寿司を巻くが、日本古来のお寿司のひと口サイズ理論には抗えず切り分けて盛ってみた。






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恵方巻きの予行演習 ~ネタはマグロの赤身と中トロ~

2024年02月01日 15時00分08秒 | 伝統行事
いよいよ節分が3日と近付いてきた。古風な豆撒きは「鬼は外福は内」と叫びながら飛鳥時代から続いた風習で、イワシの頭と柊の葉を鬼門にかざし鬼の侵入を防ぐのは江戸時代前期、そして最近メジャーになった恵方巻きは江戸時代後期からと、それぞれの歴史はさまざまとなっている。





お寿司屋さんで、バイト以上職人未満の経験を持つワシは、そんな縁もあって恵方巻きを重視している。今回は、巻き簾・酢・桶などを本番さながらの点検を兼ねて、巻く感触を確かめる予行演習の食材は何でも良いのだが、巻き芯のネタはマグロの赤身と中トロ・刻みネギとした。





鉄火巻きのワシの拘りは、脂がのったマグロほど山葵を多くして巻くことだが、刻みネギを一緒に巻き込むときには、より一層多くしているような気がする。鉄火巻きを作りながら、脂がのったところをお刺身で先行して頂くのが巻き手の特権かも。最後に下段に節分の行事を説明しておくのでご興味ある方はどうぞ。











■豆まき:鬼への豆撒き厄除けは、一番ポピュラーで安易に出来るイベントで、中国から伝わった風習だが、日本では更に、厄払いの意味がより強く込められ、京での疫病などが流行ったので、悪い気(鬼)を追い払う儀式として西暦706年頃から宮中で行われた歴史もある。

■鰯の頭と柊:魔除けの意味で「鰯(イワシ)の頭を柊に刺して玄関の軒先にかざす」と言う風習が広まったのは、江戸時代前期というので意外と歴史が新しい。これは奈良の民家で普通に多く見られるので、日本国民なら当然の行事だと勘違いしてワシは育ったが、今では廃れていく一方で、イワシを食す風習のみ残っている。

■恵方巻き:巻寿司を切らずに、そのまま恵方(2024年の恵方は「東北東」)に向かって、切らずに丸ごと無言でかぶりつく「恵方巻き」と言う風習は関西から始まった。巻いて丸ごとの意味は「福」を巻き込む意味と「縁」を切らない意味が込められている。そのルーツを辿ってみると、江戸時代に道頓堀で開催された海苔問屋組合主催「巻寿司のまるかぶりイベント」が、マスコミに取り上げられ次第に関西地区から各地へと広まった歴史がある。ワシは海苔問屋に振り回されず、ひとくち大に切って食す。






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今宮ゑびす ~商売繁盛で笹もってこい! 福娘もゑびす顔~

2024年01月10日 15時00分07秒 | 伝統行事
商売人の聖地とも言える大阪の今宮戎神社では、年明け1月の9日~11日の期間に参拝する風習がある。その三日間は、宵ゑびす・十日ゑびす・残りゑびすと呼んで、「商売繁盛で笹もってこい!年の初めのえべっさん」の掛け声のもと、3日間で延べ百万人の参拝客で賑わう。





大阪あきんどは、コロナ明け2年目の千客万来をご祈祷し、商売の福の神を「ゑべっさん」と親しみを込めてお願いする。ワシが今回訪れたのは「宵ゑびす」で、連休明けも手伝って意外と人出が少なかった。





笹が無料で配られているので、枝っぷりの良いものを貰って、お札やグッズを「福娘」に結んでもらうと言うのが一連の流れで、この笹はお詣りされた人のお店やご自宅に、一年間祀られる。ちらほら結んでもらって上画像の感じで5千円也! そんなにお安いお買い物ではない。増してお飾りグッズなどは、下画像@12万円するものから100万円くらいまであるので驚きだ。





全盛期はミスコンのような盛り上がりを見せた福娘さんのコンテストは、テレビで生中継されていたが、最近では下火になってしまった。しかし、笑顔のステキな福娘さんが多いのは文字通りゑびす顔と言ったところか。烏帽子をかぶった人が福娘で、その他の人はえびす娘(福娘の選考に漏れた人)と裏話も記しておく。









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七草の節句 ~酷使した胃への労わりが七草粥~

2024年01月07日 15時00分09秒 | 伝統行事
新年2024年を迎え、今年も七草の節句がやってきた。濃い味付けの煮しめや、お魚の刺し身を戴いたり、大好きなものをたらふく食べたツケが、胃の不調となって襲ってくる。特に頑健なワシの胃でさえ悲鳴が聞こえてきそうだ。そこで胃に優しいお粥で自分を労わってあげようと言う行事だ。



この日になると毎年のように思い出すのは、愚兄の誕生日で「俺の誕生日だけ何でお粥なん?」と、オカンに素朴な疑問を投げかけていた。もちろん七草の節句のことを知らない兄も、アスベスト関連で病魔に侵されて、今では然るべき施設に入っている。







君がため 春の野にいでて 若菜つむ
わが衣手に 雪はふりつつ

(光孝天皇)



七草の節句を迎えると、お決まりのようにご紹介している和歌であるが、意味を簡単に解説しておく。旦那さまの健康を願い、吹雪く野原に出て七つの種類の菜を積む献身的な女性。凍えそうな手を真っ赤にして、七草を摘み揃えて「お粥」を作ってくれる。実は七草粥の効能よりも、近くにいて誠心誠意尽くしてくれる人の存在が、無病息災の原動力であるということだ。




最近では七草を菌床栽培している業者が「七草粥セット」を販売している。手を真っ赤にはしないが、正真正銘の本物七草粥を作ってみる。春の七草は、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろを使ってのご紹介。







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郷土のお雑煮は白味噌仕立て ~和をもって尊しとなす~

2024年01月04日 15時00分01秒 | 伝統行事
郷土奈良のお雑煮は、京都の宮中料理から近かったせいか白味噌仕立てのお雑煮で、食材の丸餅・お芋・大根・ニンジンなどを、総て丸く切るようにお雑煮用の細い根菜類が年末に売られている。それを丸く輪切りにするのは、角が立たず家庭円満を願うゲン担ぎからだ。ニンジンが「梅」なのは近しいお子がお受験なので、天神さんへの*オベンチャラ。相手を喜ばせるためのお世辞



元々は皆んなが仲良く生活し、いさかいを起こさず平和に暮らす教えで、同郷の聖徳太子の十七条憲法の第一条「和をもって尊しとなす」をお雑煮に活かすのは、食材を丸く切って角を立てなければ平和に暮らせるという教えで、お餅も根菜も全部丸い形になっている。



自分で炊いた「黒まめ」も、沖縄の黒糖を使っているのでミネラル充分なイメージだ。背くことなく郷里のお雑煮にしたかったのだが、白味噌のお汁に沈んで丸く切った根菜類をお見せすることが出来なかった。梅花に見立て天神さんを意識するのは、冒頭でご紹介の通りだが、もちろん家庭円満も忘れずに祈願した。



そう言えば生まれ故郷の天理では、鏡割りの日に天理教にお供えされているお餅を使って、天理教本部でお雑煮が振る舞われるイベントがある。お椀に焼いた角餅をいれ、水菜を添えてまわる人がおられ、かつお出汁をヤカンからぶっ掛けてもらうような非常にシンプルなお雑煮だ。学生時代には友人達と訪れてお餅の食べ比べ勝負をしていたが、入場券が存在するなか券が無くても普通に入場させてくれる。







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縁起物を肴にお神酒代わりの銘酒 ~奈良・高知・新潟の酒~

2024年01月02日 15時00分05秒 | 伝統行事
どこか昔の心地よい感動を貰えないNHKの紅白歌合戦は、韓流の意味が解らない歌詞や、それに似たグループの多いのには、魅力がない楽曲にうんざりした時間がながながと続いた。こんなのでは、日本歌謡の芸術性が見られるわけでもなく、貧相な長寿歌番組となり下がった感じだ。





紅白歌合戦で感動したのは、2018年サザンオールスターズが、大御所たちを手玉に取って歌い切った桑田さんの熱唱にエンタテナー性を感じたとき。あの感覚はもう味わえないものだろうし、ジャニーズの全アーチストが出場しなかったのも大きな痛手だったと思う。



裏番組もコンプライアンス違反の関係で、お笑いのパフォーマンスを禁止・一部の人を攻撃するのも禁止・真似するヤカラがでてくるから禁止‥‥‥そんなこんなで腹から笑う番組など無くなってしまった。見ていて笑えるのは、高嶋ちさ子と天然ボケ男2人のクイズ番組くらいだろう。



さて、お祝いするのに形式ばった「肴」は不要で、午前零時をまわって年神さまと相方にご挨拶終えて、お神酒代わりの銘酒をいただく。奈良は「みむろ杉」と「風の森」、高知は「酔鯨」、新潟は「麒麟山」など平均的に飲み比べた。


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なお元日から石川・能登の地震のニュース速報が飛び込んできた。ワシはワンの散歩中で揺れを感じなかったが、家では震度3の揺れだったらしい。被災された方には、心よりお見舞い申し上げるとともに、人命の救助を速やかにおこなえることを切望する。





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新年のごあいさつ ~令和六年 たつ年元旦~

2024年01月01日 05時00分00秒 | 伝統行事
明けましておめでとうございます

旧年中はお世話になりまして
ありがとうございます
本年も相変わりませず宜しくお願い致します


~令和六年 たつ年元旦~



▲足が鈍いものを並べたら丑年みたいになった‘24年賀状


新年を迎え、ここ数年は感染症に悩まされたそれぞれの業界だが、各個人レベルでの感染症対策は続行して行くべきかと思う。ウクライナ情勢・イスラエル及びガザ情勢も、引くに引けない構図が双方ともにあるようだ。戦争は得てして弱いところが深刻な打撃を受けるようで、一刻も早い停戦もしくは終戦となるよう切望する。


▲高知の坂本龍馬の銅像_視線は遠く海の向こうを見ている


ちなみにワシが通例のように掲げる目標は、余計なものを欲しがらず身分相応の暮らしに徹し、贅沢することなく細く長く健康を維持していくこと。スローガンとしては、旧年中と同じく戦国武将が言い放ったとされる名言「起きて半畳寝て一畳、天下取っても二合半」この言葉を昨年から引き継いでいこうと思う。





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クリスマスには、なぜ鶏を食べる ~アメリカでは七面鳥~

2023年12月24日 15時00分03秒 | 伝統行事
クリスマスには、なぜ鶏を食べるのだろう? ヨーロッパの方々が、新天地のアメリカ大陸へ移民するときに、先住民に食料不足を助けてもらった歴史があったそうだ。そのお礼にアメリカ人は、先住民に七面鳥を焼いて振舞ったのが、お祝い事の日には七面鳥を焼く起源になったと聞く。



本来なら七面鳥だが、日本では簡単に手にはいる鶏に白羽の矢が立ったらしい。鶏の骨をもって食べる文化は、1970年の大阪万博の年に日本上陸した、ケンタッキー・フライド・チキンの影響が大きいだろう。ワシはアバラの軟骨が多いところに魅力を感じるが‥‥‥。





クリスマスならモモ肉の骨を持って、豪快に鶏肉をむさぼるのだが、イブの用意はほぼ眼中になく、今は黒豆を炊いている始末だ。そんなこんなでチョットしたアイデアを考えた。この時期に殆ど需要が無い手羽先を使って、骨に沿って包丁で切れ目を入れ、開いた状態で焼いて赤リボンを巻くとモモ肉に見えないこともない。MCTオイルは塗っておこう。



あと手羽先と言えば名古屋が誇る世界の山ちゃん風の手羽先の真似っ子。今年は手羽先だけで乗り切るような、ミニ・クリスマスな倹約生活野郎のオツマミをご紹介した。





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うな重弁当 ~お漬け物には奈良漬けが定番~

2023年07月31日 15時00分01秒 | 伝統行事
昨晩は、土用の丑の日の当日だったが、すでにうなぎパンを食って本鰻は諦めていたところ、近所のスーパーでうな重弁当を相方が買ってくれていた。ワシは、このお店の鰻は普通に気に入っているので、思わぬご馳走に舌つづみさせてもらった。





しかし鰻と来れば、不思議とお漬け物に故郷の「奈良漬け」が採用されている。出身地のお漬け物なので、知識として奈良漬けは高級で粕漬けとは工程が違うのを知っている。一度漬けると漬かるまで同じ樽に入っている粕漬けと違って、奈良漬けは何度も漬け直して、ドンドン深いお味に仕上げる手間がかかる高級品なのだ。



鰻には何故に奈良漬けなんだろう? ひとつ目は鰻に多く含まれる脂は、酒精分の多い奈良漬と一緒に食べると口の中がさっぱりする。ふたつ目には奈良漬けには成分メラノイジンが含まれており、鰻に含まれるビタミン・ミネラルの吸収を助ける相乗効果だそうだ。この酷暑を乗り切るには、エアコンなどの対策以外にも「食」での防衛策も心掛けるようにしたいものだ。









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桃の節句 ~上品なお雛さまは目の保養~

2023年03月03日 14時00分33秒 | 伝統行事
灯かりをつけましょぼんぼりに、お花をあげましょ桃の花‥‥‥お馴染み桃の節句のお雛さまは、見ていて心が和むばかりか、きもの・食器・調度品なども伝統工芸の本物を使っているのを見ると、華やかな時代の背景が成せる技だろうと思う。元禄の華やかな文化と言えば古すぎるが、昭和から平成にかけてのバブル期なども、子孫末裔には華やかな文化と語り継がれるのかも知れない。





お内裏さまと言えば、最上段のお姫さま・お殿さまを指すが、童謡唱歌の「うれしいひなまつり」では、♪お内裏さまと お雛さま二人並んで すまし顔‥‥‥と続くのが、お姫さまを「お雛さま」と言う?と、後世に勘違いを残す歌詞となったようだ。最上段のお二人ともがお内裏さまと覚えておくことで、男女の位置は天皇の座位置(左がお姫様)となる京雛・徳川将軍の座位置(右がお姫様)となる江戸雛とがある。





我が家では、先日まで冒頭に載っけていた木目込み人形のお内裏さまお二人だったが、こうして旧家のお雛さまを拝見していると、見るものの気持ちさえも落ち着かせてくれる。お顔は人形師・きものは西陣織・食器調度品は輪島塗などなど。菱餅の色彩は上から、咲き乱れる桃の花ピンク・大地を覆う雪ホワイト・新緑が芽吹くグリーンの順になっていて、それぞれ漢方の効き目があるエキスが練り込んである。











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終活とは言えず? ~折り詰めはペロリ、終活ノートは真っ白~

2023年02月26日 15時01分13秒 | 伝統行事
地元の戦国武将である信長公は「人間50年」と、本能寺で最後の敦盛を舞ったのが49歳の初夏‥‥‥。ここ最近は物騒な強盗事件などが相次いだり、高速でお馬鹿さんにアオラレて車を止められたりもする。こう言った突発性の事故や事件などはもちろん、いつ笑福亭笑瓶ちゃんのような病魔に突然侵されても何ら不思議ではない。


▲煮炊きものが美味しい御通夜の折り詰め

▲弁当の上半分拡大画像。意外と繊細なお料理が

もし夫婦で旅行していれば、2人仲良く急に人生の幕を下ろすことになっても、全然可笑しくないし危険性は充分にある。そんな急な不幸にあったとすれば、その後仕切る子供達は一体何をしていいのか? オロオロするのが目に見えるように予想できたりもする。だったら自分が人生の幕をおろした後のことを、考えておくのもアリだろう。冠婚葬祭セレマに終活ノートを貰った。


▲右端が霊安室で2階が式場だった

▲3階は親族のお泊り可能な休憩所。冷蔵庫・お風呂もあって

最近はCMとかでも「小さなお葬式」と家族葬を進めているかのようなイメージの洛王だが、実際には幾何の経費が必要なのか? はたまた30万がパックと言っても、終わってみれば実際のところ経費はオーバーするのかどうか? 色んな角度から自分の希望と経費を想定し、会食はどういったものが何処のお店から運び込まれるのか? 詳細を質問しまくってお味見もしてきたワシって行動が変?







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鬼よけ汁 ~けんちん汁からのバリエーションは大豆入り~

2023年02月06日 15時00分09秒 | 伝統行事
鎌倉建長寺の精進料理から端を発している「けんちん汁」は、使っている食材は具だくさんで、大根・ニンジン・ゴボウ・里芋・さつま芋・コンニャク・豆腐・お揚げなどが使われている。お野菜のクズなども纏めて調理できるのが魅力のひとつで、そんな食材をゴマ油で炒めて作っていく。



そのけんちん汁へ、蒸し大豆を入れたのが「鬼よけ汁」の始まりとなっている。やがて拡大解釈されて、精進料理でもない「とん汁」に、蒸し大豆を入れて作るパターンもあるようだ。こちらは豚肉の旨みが美味しくお味噌仕立てとなる。野菜は友人に頂いたものを有効利用。



鬼よけ汁さえあれば、何もお高い恵方巻・立派なイワシを買う必要もないし、来年からこれだけで行くのもアリ? 具だくさんなので、ボリュウム充分あったまるお汁にと、今年初めて試した鬼よけ汁は来年の節分を睨んでの推奨料理であった。今回はゲン担ぎで梅と昆布佃煮のおにぎり(鬼斬り)と、ほうれん草のお浸し(尿路結石注意)を恐る恐る付けてみた。







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鬼はそと! ~節分の行事は、豆まき・恵方巻きをチョイス~

2023年02月03日 15時00分01秒 | 伝統行事
節分の行事としてオーソドックスなものと言えば「鬼はそと! 福はうち!」と言いながら邪気を払う豆まきが広く知られている。ところが昨今は、恵方巻きの行事が広まり、ポピュラーな食べもの「巻き寿司」が絡んでいて、誰でも楽しめる理由で節分行事の中心的なものになりつつある。





恵方(2023年は南南東)を向いて、今年の幸せを願いつつ無言で巻き寿司を丸かぶりするイベントを恵方巻きと呼んでいる。このイベントの始まりは、船場の海苔問屋さんがPRポスターを制作するにおいて、巻き寿司丸かぶりイベントを開催したことが起源となったようだ。もうひとつ、イワシの頭をヒイラギに刺して玄関軒先にかざすゲン担ぎも歴史は古い。





ワシの場合は、巻き寿司を切ってひと口サイズにするものの、一家に幸が訪れるようにと最低限度のお願いは実行する。しかし現在では売れ残りの始末に困ったコンビニ経営者さんがパートさんなどに、無理矢理買い取らせるハラスメントの方が、有名になりつつあるのも皮肉なものだ。最近はツイッターの書き込みなどを恐れるあまり、経営者さんも我慢の自重をされているようだが‥‥‥。







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七草のお粥 ~酷使した胃へのご褒美は七草粥~

2023年01月07日 15時00分01秒 | 伝統行事
新年を迎え7日にもなると、冷えたお節やお正月の飲酒で胃が悲鳴をあげる。このタイミングで1月7日が誕生日だった愚兄が「俺の誕生日だけ何でお粥なん?」お粥を作るオカンに素朴な疑問を投げかけていたのを思い出す。野草のエネルギーを粥に混ぜ込み、七草の節句で、暴飲暴食した胃を労わりリセットする。約10年会っていない愚兄の健康を祈ろうと思う。




君がため 春の野にいでて 若菜つむ
 わが衣手に 雪はふりつつ 
(光孝天皇)



七草の節句を迎えるたびにご紹介している上記の和歌であるが、意味を簡単に解説しておく。旦那さまの健康を一心に願い、雪が吹雪く野原に出て菜を積む献身的な女性。手が凍えそうになりながらも七草を摘みそろえて「七草のお粥」を作って食べさせる。実は七草粥の効能よりも、そばで誠心誠意尽くしてくれる人の存在が、無病息災の原動力であるということだ。



栽培だと思うが「七草粥セット」として、スーパーで七草が販売されていた。圧倒的になずなの割合が多くなったが正真正銘の本物だ。献身的な態度やプロセスに差はあるものの、大事な人を想う心に偽りは無い。下の画像の七草は、上段左から順に、せりなずなごぎょう下段左から、はこべらほとけのざすずなすずしろと順に並んでいる。







‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥

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