A子の花園

花壇や公園で撮った季節の花を咲かせます。

癒しのメロディ

2015-11-04 15:43:19 | 音楽
私たちのまわりには音楽がたくさんあります。音楽があることが当たり前になっています。多種多様な音楽があらゆるところに溢れています。
実際、街を歩いていても、デパートやコンビエンス・ストア、ちょっとしたお茶を飲むようなところにも、また家でテレビやラジオのスイッチをひねっても、音楽はなんの抵抗もないまま、私たちの全身を覆ってしまいます。こんな環境は、たしかに「当たり前」の状態ではありますが、ちょっと前には考えられなかったものです。
音楽はほとんど私たちのまわりにはありませんでした。ないことが当たり前だったのです。
でも考えてみてください。確かに音楽はたくさんありますけれど、そのほとんどはお仕着せです。私たちは様々なところからやってくる音楽にひたすら受け身になり、そのなかで「踊らされている」ところがあるのではないでしょうか。もちろんなかには本当に「いい」音楽があります。しかし、なんらかの形で消費され、過ぎ去ってしまう音楽の如何に多いことでしょう。
こうした日々の生活の中で、私たちは耳を、からだを、本当の意味でクリーニングすることも必要ではないでしょうか。
このアルバムはそうしたニーズに対応するべく作られました。どんなものが「癒し」のメロディなのか、はっきりと定義できるわけではありません。それでも100年や200年「クラシック」として聴きつがれてきた音楽にそうしたはたらきが秘められているからこそ、現在まで生きているということを、私たちは知っておいて損はないように思えます。
ここに収められた音楽を聴くことで、心身が軽くなり、さらにもっとこういう音楽が聴いてみたいと思われたなら、『癒しのメロディ』は、その役目を果たしたことになります。ここにあるのはあくまで「おためし」の処方箋です。もっとちがった「癒し」の道があることに気づいていただければ、私たちは幸いに思います。

どこかで聴いたクラシックⅢ
CLASSICS Ⅲ
HEALING
癒しのメロディ 序文より転載

どこかで聴いたクラシック3-癒しのメロディ
オムニバス(クラシック)
ポリドール