転んだ理由

一昨日のことです。

晩御飯に天ぷらを作りました。

ちょっと前に買ったサツマイモを天ぷらにして食べたかったのです。

芋の天ぷらは家人があまり好まないので

彼のためにはナスや舞茸、大葉、海苔、ピーマン、かぼちゃなどをあげました。

天ぷらって少しずつ揚げても結局皿いっぱいになっちゃうのよね。



その日、私は朝から気分が良くないのでした。

仕事で必要なものが見つからないのです。


それが気になって少しイライラしていたのかもしれません。


我が家は季節季節で食事を摂る場所を変えています。

今は縁側に小さな机を置いてそこが食卓です。

キッチンから縁側までの間に八畳間があり、縁側へ行く動線上に現在は家人のベッドが置いてあります。


天ぷらを揚げ終えて、

ご飯ができたよ、と号令をかけると

家人が食卓を整えるのが普通です。

はじめにサラダや他のものを運んだ時に、

テーブルの用意がまだなのを見て、

イライラしていた私はつい家人にあたってしまいました。

そのイライラのまま、

天ぷらと天つゆとご飯の乗った長盆を持って

縁側へ向かう途中のことでした。

どうしてそうなったのか、未だにはっきりとしませんが、

足がもつれた私はお盆を持ったまま転んでしまったのです。

何かに蹴躓いたような気がするけれどそこには何もありません。

倒れた時に膝小僧が都合よく障子の敷居の上でした。

畳ならまだしも敷居の板に思いっきり膝を打ち付けて、倒れ込みました。

見ると皮がむけて血がにじんでいます。


お盆はベッドにぶち当たり、

天ぷらはあたりに飛び散り、天つゆは畳に吸い込まれ

小鉢は割れてベッドの下に転がり込みました。

ご飯も逆さまになり一つはベッドの上でひっくり返っておりました。

大惨事です。

ショックと痛みで泣きたくなりました。

家人は慌てて天ぷらを拾い集め、

血の滲んだ私の膝を心配しました。


ああ、なんてことでしょう。

あんなに楽しみにしていた天ぷらが。。。。。


でも転んだ瞬間に、

私にはわかったのです。


転んだ理由。


私が自分の落ち度にイライラして、他人にあたり怒りを撒き散らしたから

バチが当たったのです。

せっかく楽しみにしていた天ぷらが揚がったのですから、

楽しい気持ちで食卓に向かえばいいのに、

バカな私は怒っていました。

イライラして他人のちょっとしたミスを突いて

怒っていたから、

こんな目に遭ってしまったのです。

痛い目に合わなければわからないわからず屋には

こんな仕打ちが待っていました。


膝の怪我はまだ痛みますが少しずつは良くなっています。


今回のことは本当にいいお灸になりました。

このことがあってから、

気持ちが少し変わった気がするのです。


ゆっくり、慌てず、他人に優しく。。。。。


心がけが大事かな、と。

今更ですが気がつきました。トホホ

掃除機の寿命も経済のため

だいぶ涼しくなりました。

今日はいいお天気で暑くもなく寒くもなく、

いい塩梅の日と言えましょう。


少し前に掃除機が壊れました。

修理の可能性を考えて電話すると

それはお近くの修理センターに持ち込みする形式になっていますというのです。


お近くに、って住まいは山間部ですからどこが近いのでしょう。


そう思っていると、オペレーターは私の心を見透かしたように

すぐにお調べします、と言いました。

その結果お近くの修理センターは車で四時間以上かかる県庁所在地のみでした。

修理のためそこまではとても行けませんよね。

出張費だと、五千円プラス修理代。

量販店に頼むと見積もりだけで一万円くらいかかるのです。

これはどういうことでしょう。

修理するなということですかね。



六万円ほどした新品の掃除機がたったの六年で壊れました。

会社にすれば想定内らしいです。


洗濯機も部品の製造は六年まで。


今の家電の常識は六年が寿命となっているようです。


経済のために

ずっと使える機械を作ってはいけない、

それが資本主義の常識となっています。


全ては経済のため、

あなたはそんな社会が好きですか？

私は嫌だな。


おかげで最近はホウキと雑巾で掃除してますよ

その方がマメに掃除ができるようになった気がします。

今までは掃除機を持ってきて、

よっこらしょとコードをつないで

あっちへクルクル、こっちへクルクルとホースを引っ張ったり

伸ばしたり、

結構手間がかかりますよね。

ホウキの方が気軽です。

しばらくはホウキ生活を楽しみましょう。


ちょっと前にいいホウキを買いましたからね。

今こそ使いどき、ですよね