目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

心配事、歌で吹き飛ばす

2018-08-19 | 日記
お盆の頃にまとまって雨が降ったおかげで

草が伸び放題に伸びています。

また草刈り機が活躍する時が来たようです。

窓の外には葛の花。

甘い香りを放ちます。

夏の夜の甘い記憶は葛の花

都会育ちにゃ、わかんねーだろーな。



      


昨年の夏に悪性リンパ腫に罹患していることが発覚し、

一年前の今頃は新しい年が迎えられるか、られないか、

そんな命の瀬戸際にいた家人ですが、

抗がん剤、その他の様々な力を借りて現在に至ります。

悪性リンパ腫は原因不明の血液のがんなのです。

本当に原因がわかりませんのです。

健康を志向して暮らしてきたものですから。。。。

しかし、ガンになってしまいました。



ガンと分かってから家人の容態は急激に悪化し、レベルIVと診断されるまであっという間でした。

字のごとく本当に急性です。

多くの人がもう無理かもしれないと考えていたのを知っています。

けれども幸運なことに

抗がん剤は病気が急性だとよりよく効果を発揮するという話でした。

おかげで去年の暮れに抗がん剤投与を終えてから

現在まで治療なしの経過観察で過ごしています。


抗がん剤によって髪の毛が全部抜けて新しい毛が

二倍になって生えたきた話は記事に書きました。

が、その他にも抗がん剤の副作用は色々と残っているのです。

それも原因不明で医者にも説明ができません。

まず皮膚に赤いシミのようなものができるようになりました。

ちょっと当たったりしただけで内出血のような赤い染みです。

前はそんな事一度もなかったし、

きっと薬の影響だろうと、考えています。

それと皮膚が破れて出血しやすくなりました。

先日、左腕に血が流れているのを見つけた時も、

怪我をした覚えがないというのです。


これまでも急に出血する事がありましたが、

今回のように血が流れ出るというのは初めてかもしれません。


リハビリの療法士がそれを見て悲鳴をあげました。

それ一番ダメ、傷口が化膿してそこからばい菌が入り熱が出て敗血症になったら終わりだからね、

あなたの場合。

と一気にまくし立てるのです。何もそこまで言わなくても、と思ったけれど

実際そういう可能性もあるのだから

それは心得ていた方がいいようです。

今まで簡単に考えていた自分を戒めました。

もうちょっと緊張感を持った方がいいのかもしれません。


昨日は昼過ぎにお風呂に入ると言って裸になりましたが、

運悪く、私は畑に出てしまい、

ボイラーのスイッチを入れるのを忘れていたようです。

彼も確認せず、入ったものだから

いつまでたってもお湯が出ず裸でしばし震えていたそうです。



そのせいかどうか夕方になって少し熱が上がりました。

否が応でも緊張感が高まりました。

体が熱を持って熱くなっているので

出血のこともあり急に心配が不安に変わりそうでした。

このまま熱が上がっていったらどうしよう、

あの人の言うとおりになったらどうしよう、

そんな思いがふと湧いてきます。

でもね、そんな時こそ力を使います。

頭でも、胸でも

浮かんできた不安な考えは脇に置き、

彼の免疫力を信頼します。

免疫力があるかないかでどっちに転ぶか決まります。

最後は私の念力で

彼の免疫力をサポートします。

免疫力が弱ければ熱が出てそれでもダメなら負けなのです。

家人の場合も一年前は免疫力が著しく低下していました。

抗がん剤治療が始まった時から免疫力を上げる事をずっと意識しています。

入院中も私が食事を作って運びました。

経過観察の今でも家人が在宅でやっていることは免疫力をつけること、

免疫力を高めるサプリメント摂取や食物など

意識してその力をあげると言われるものを摂っています。

あとは本人の状態を見ながらの暮らしです。

食欲もあり、顔色良く、熱も低すぎず、高すぎず、

気力の度合いもほどほどならよしとしましょう。

こうやって病状を観察しながらこれからの出来事に対処する力を身につけている気がします。



ですから今回のように、

実際に免疫力を試されるようなことが起こるのは

正直言って怖いです。


なんとか熱も上がらず

傷も小さくなっているので今回は大丈夫だったか、と

今は胸をなでおろすような感覚にホッとしています。

先々月末の長雨の頃から長年の悩みのアトピーが出て、それが一向に収まりません。

ガンが進行している時にはすっかりなりを潜めていたのに、

何かをきっかけに再発しました。アトピーとガンの相関関係も

全くわかりません。


病気は本当に一筋縄ではいかないようです。


それでも彼がここにいてくれるだけで得られる安心感は

何ものにも代えられません。

いつまでもそばにいてくれるように

できる限りの協力は惜しまないつもりです。

不安を消し去るおまじないは色々とありますが、

私にとっては歌が一番。

昨日も夜には歌って過ごしました。

私は讃美歌。

友達は宇多田ヒカル。

願わくば「美しい歌」





コメント
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