目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

わからない時は七回読む

2023-01-27 | 日記

今日は金曜日、週一の健康教室に行って来ました。

そこで出会うおばさん達は私のことを姉さんと呼びます。

七十のおばさんを姉さんと呼ぶのは八十三歳のお婆ちゃん。

 

おばあちゃんと言うには申し訳ないくらい若い人。

私と同級と言っても通るかもしれません。

 

ほっぺがツルツルって変な表現かしら。

何しろほっぺがツヤツヤでシワなんとほとんど見えないのです。

長野県のお年寄りは元気な人が多く、知人の八十超えの人は皆元気。

その上皺が少ないのは素晴らしいと思います。

皆さんいつまでも畑で体を動かしているせいでしょうか。

皺がないのは都会の様なストレスがないからでしょうね。

 

おばさんの話はオマケですが私が今日お話ししたいのは読書の事なんです。

子供の頃から読書が好きで、趣味は読書と書いたことがあるくらい

本を読むことが大好きでした。

それが十五年ほど前に出会ったある本のお陰でほとんど本を読まない生活になったんです。

本が嫌いになったのかと言うとそう言うわけではなく、

その頃面白い本に出会えずにいた私は何か夢中になれる本に出会いたいと切実に考えていて

神様にお願いしてみたのですわ。

子供っぽいお願いでした。

そしたらその年のクリスマスの朝、まくらものに一冊の本が置いてあるじゃないですか。

と、こう書くとロマンチックですが

実際はたまたまイブの夜にパーティーをしていたお宅で

寝室として与えられた部屋の本棚に数冊の本が置いてあったのです。

明け方まで騒いだパーティーが終わってさあ寝ようかとその部屋に入ると、

すぐにその本に目が行きました。

七、八センチはある分厚いハードカバーの本でした。

それが私の運命を変えたかもしれない不思議な本との出会いです。

 

それ以来その本しか読みませんでした。

 

それが去年のコロナ以降、何となく一冊の本を手にしたのです。

中村天風さんの本でした。

 

天風さんのお名前は予々様々な場所で目にすることがありましたが、

どんな経歴の人でどんなお話をなさっているのかとか、

ほとんど何も知らないでおりました。

 

健康教室の書籍店にはいろんなジャンルの本が置いてあって、

そこに有ったのが天風先生の「研心抄」です。

 

ところがこの本は漢字だらけでした。

 

漢字漢字、漢字。

今まで見たこともない様な感じが次から次へと出て来ます。

意味も大変難しく感じて何ページか読むと疲れてしまいました。

ハッキリ言って何書いてあるの?状態です。

でも何となく書いてあることに興味を持ってこの本を読んでみたい、と言う気持ちが湧いて来ました。

 

その時に思い出したのがこの言葉ですよ。

(わからない時は七回読み直す)

コレはね、もうずっと前に新聞の記事を見た時に東大現役で入学して

何か賞を貰った女性がインタビューに応えていった言葉です。

どんな問題でも解らないときは七回読め、と親から教わったと言ってました。

 

その言葉を思い出し、まず七回読んでみようと思ったのが去年の九月頃だったかしらん。

 

その他に決めたのは、本は借りない事。

健康教室に行ったときだけそこで読む。

と言うわけなので、日によって読めない事もあったりでしたが、

今日見事七回目を読むことができました。

と言ってもたった三十五ページですけどね。

まずは三十五ページまで読んでみたのです。

そこだけを七回読んだ事になります。

 

七回読むと何とスラスラと理解が進むことか、

実際に試してみてその効果は驚くべきものでした。

七回も読んでいるうちにすっかり漢字の読み方も意味も頭に入っているので

紐を解く様に読み進むことができるのです。

 

それに何度も先生の使う漢字を読んでいるうちに

私はすっかり漢字のファンになってしまいました。

 

私の書く文章に漢字が増えてきたなと、お気づきの方は居られるでしょうか。

 

確かに天風先生の本を読む様になって意識して漢字を使う様にしています。

 

漢字は最小の文字で多くの意味を表すことのできる稀有な文字文化ではないでしょうか。

 

天風先生は簡単な事柄でも難しい感じで表現します。

なぜ簡単に書かないのかと言えば、

たぶん誤解を恐れるからではないでしょうか。

誤解されたくないのです。

読んだだけでその意味を理解するには難しくなければなりません。

難しいと言うことは考えると言う行動を引き起こすからです、

 

簡単な事なら、ああ分かったと思っても心に刻むことはできないのです。

心や脳に刻むには

考えたり悩んだりする行動が伴わないと実になりません。

 

それを天風先生が教えてくれたと思います。

 

読書時間は三十分程でしたがこんな風に脇目も振らずに本を読んだのは久しぶりの事でした。

 

勢い余って今日は四十二ページまで読み進み、目が痛くなってきたので本を閉じましたが、

七回読む効果の凄さに感心しながら清々しい気分でした☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする