十勝の活性化を考える会

     
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高齢者の生きづらさ

2023-04-26 05:00:00 | 投稿

     

先日、地区福祉センターで数人の年配者と話す機会があった。年配者の方々は、一様に生きづらい世の中になったと言っていた。具体的には、介護訪問士をやっているTさんは次のように言っていた。

高齢者の方は、みんな口をそろえて「これをやってほしい、あれもやってほしい」と言うけれど、足がわるくて用事を済ませたくても車が無くて出かけられないらしい。この原因はいろいろあるが、少子高齢化と核家族化の進展、そして、この用事を代わって果たす人たちの少なさであろう。国には防衛費を増やしても、この人たちを雇用する予算がないのだろう。

一方、帯広身体障害者協会の方が、「健康な老人が、体の不自由な人を支えるような社会になってほしい」とぼやいていた。私も身体障害者であるが、歩くには不自由なく3年前の69歳の時、市民マラソン2.5キロの部に参加した。まだ元気なので、住みやすい社会を作っていくことが大切だと思っている。

ところで先日、高齢者バス無料乗車証を落としてしまった。しかし、帯広市役所の高齢者福祉課に拾い主から電話があり事なきをえた。自動車免許は10年前に返納したので、年金生活者にとってバス無料乗車証は大変助かる。

なお、日本財団が、若い人の約1万人を対象に、“死にたいと思ったことがあるか”の質問をしたところ、半数の人が死にたいと思ったことがあるという結果になったそうだ。若い人にとっても、生きづらい世の中なのかもしれない。

「十勝の活性化を考える会」会員