やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

最高すぎて怖い(お客様の声)シャクナゲ満開の宮之浦岳~永田岳縦走

2022-05-30 13:46:43 | 山旅(国内)
梅雨に入った屋久島。雨の多い島で、
奇跡的に晴れた二日間の最高の縦走を楽しむことができた。
ヤクシマシャクナゲも満開で、青い空に緑と花崗岩の岩、
白やビンクの可憐な花の映えること。

ヤクシマシャクナゲと永田岳

それに、周辺の島々、近くの種子島、口永良部島はもちろん、
口之島、中之島、諏訪之瀬島(たぶんこの島の噴煙かな)、臥蛇島、噴煙が上がっていた硫黄島
さらには大隅半島、開聞岳や霧島連山まで!


噴煙の硫黄島


写真は全てiphoneだけどちゃんと写っている 開聞岳 こんなのは一年に数回しかないらしい


淀川登山口から登り、宮之浦岳から永田岳(屋久島1位、2位の高峰)
から鹿之沢小屋に泊まり、花山歩道という、世界自然遺産屋久島の中でも
特に手つかずの原生林の残る「屋久島自然環境保全地区」になっている境界の尾根を
下った。地図の赤枠の中が、保全地区になっている。

ロープ、はしご、足場の悪いところもたくさんあったけど、
ご参加のみなさま、足並みもそろい、素晴らしかった。

屋久島の森でも、西のほうは登山道もなく、
本当に深い森が広がっている。恐竜もいそうな雰囲気。で、みんなで
魅入った。

なんか天然の要塞のように見える。ジブリの世界ような
アバター(映画)のような。



鹿之沢に下る頃 ガスがまたいい感じで流れていってかっこいいこと


岩稜の障子岳 人を寄せ付けない雰囲気 このあたり道ない


ローソク岩




こちらは宮之浦岳










登り始め、太陽が上がっていたときの森の中








私たちはテントに寝たよ。満天の星。

あ、ヒルも万全の対策でいったけど(花山歩道はヒルがたくさん、実際たくさんの方がやられたと
言っておられた)
私たちが下る日は前日が晴天で、一匹見ただけだったので全員無事だった。
さらに、ゴールして車に乗ったら
雨が降り始めたの。

それで、最高すぎて怖いってお客様が。
大変だったけど、歩いたからこそ見れた景色。




永田岳






本当に本当にすばらしい自然にメンバーにお天気で
体中にパワーが補充された感じ。

こちらは帰る前の安房川のリバーカヤック 真ん中が私。笑



今回も、美しい自然に、地球に、ありがとう
と心から思った
そして、もっともっと、歩きたい、原生の森を歩きたいと思った。

こんな感じで、
鹿児島空港から羽田に飛んだ、昨日の夕方、
私は飛行機の後方左側に座っていたんだけど、
左翼の先に太陽が見え、ゴールドに輝く海に大島、利島、新島と伊豆半島が見え、
飛行機が旋回するとき、ぐっと左翼が下がったり上がったりするでしょ、
龍の背中に乗ってる感覚だったの。
たぶん、屋久島のあの景色を見てきたからだと思う。

また写真をご紹介するね。