銭日和・凛日和

銭の名前は、ルパン三世の銭形警部から付けました♪

京・低気圧ガール

2018-08-18 12:16:45 | 京の環軸椎亜脱臼・不安定症(頸部神経・炎症性の麻痺)+前庭疾患
今回はレントゲン写真があります
骨です 見たくない方はスルーしてくださいね



左側の麻痺があってから、頭がプチパニック状態だった
冷静になって、先生の説明をじっくり聞いた

今回の再発の要因は何か?

色んな事が考えられて
これ、といった確かな事はわからないらしい

加齢・(筋力の低下や頸椎骨の間隔が狭くなるなど)
自律神経のバランスの崩れ・ストレス・気圧の変化・湿度など

京の場合は
コルセットがゆるくなってたのも要因のひとつかもしれない
ゆるくなって亜脱臼してる首を支えきれずに
首に炎症が起きてたのかもしれない

色々ある中でも、大きな要因として考えられるのは気圧らしい
天気が悪くなる時に痛みが出たり、季節の変わり目に体調が悪化って
人間でもよく聞くよね?

それはもちろんワンコにも起こる事で
季節の変わり目に下痢になったりするのも、そのひとつらしい

特に低気圧が関係してる事が多いらしく
低気圧が定期的にやってくる春や秋、梅雨、
台風の時期の夏から秋にかけて。。と春~秋は気圧の変化が激しい
って事は、一年の4分の3は体に悪い事になる(>_<)

低気圧だと炎症してる部分が更に腫れるらしい

気圧の変化を感じると、自律神経(交感神経と副交感神経)が活性化される
交感神経が活性化すると痛みを感じる

気圧の変化で痛みがひどくなる場合は
交感神経が活発になりすぎて、神経を直接刺激したり
血管が収縮して、血管周りの神経を刺激したりするらしい

神経を刺激したり、炎症部分が膨張したりして痛みや麻痺が出るんだ

そして予防法はない
何に気をつけて生活してればいいのか?
できるのはコルセットを作りなおすことくらいだ

自律神経を整えるといってもどうすればいいのか?
規則正しい生活?
人間のように暴飲暴食もしないし、だいたい毎日同じサイクルだしねー。。

お手上げだ


改めてレントゲンを撮った
コピーをもらったんだけど、わかるかな?


矢印の所が環椎と軸椎だ
間が開いて亜脱臼しているのがわかる
これをみると、やっぱりそうなんだ。。と落ち込む


小銭のお誕生日会 前日の京。。

治療し始めて少し良くなってたんだけど、激しい動きは厳禁!

お誕生日会でみんなに会って嬉しくてテンション は、するんだろうなぁ。。
ランを見たら、走り回ったりしたくなるんだろうなぁ。。
って事で、お誕生日会の参加は見送る事にした

自分のお誕生日会、しかも最後のお誕生日会なのに参加できなくて残念
でも何より体を治さなくちゃね ガマン、ガマン

病院で二泊三日のお泊りになった


ワンワン文句を言った後、遠吠えてた(~_~;)
安静に。。安静にだよ 頼むよー

この時、訳あってエリカラなの。。いずれ書きまーす



題の「低気圧ガール」って、突っ込みどころ満載(笑)
達郎さんの名曲から考えたんだけど、低気圧ガールのイメージ悪すぎでしょっ
そして何より、もうガールじゃないだろ!と言われそう(^^ゞ あはは


京・再発 左側麻痺

2018-08-11 11:20:08 | 京の環軸椎亜脱臼・不安定症(頸部神経・炎症性の麻痺)+前庭疾患
再発した時の事を書いておこう

5月16日・水曜日
夕方のお散歩で、何となく変・・爪の音がする

我が家は3ワン揃ってのお散歩だ。誰から聞こえるのか?
しばらく様子を見ていると、京のようだ
でも歩き方は普通に見える

爪が伸びちゃったのかなぁ?
定期的に切ってたんだけど、ちょっと間が開いたかな?
明日切ろう 



翌17日・木曜日

この日は、朝の散歩は銭父が行った
帰ってきたら「京、爪の音がするよ」と言われた

やっぱり?
この日、爪切りしたけどそんなに伸びてない  

??なんだろ??そう思ってた夜
部屋の中を歩く京の様子がおかしい事に気がついた

家の中でも爪の音がする。うまく歩けてない
びっこを引く というか、左側に力が入らなくて
右側に傾いている感じだ

左側の前足と後ろ足、特に後ろ足が弱く感じる

バランスが取れないからよろける
どうにか歩いてはいるが、明らかに左側の動きが鈍い
足を引きずってるんだ。爪の音はこれだったのか!

この日は運悪く木曜日で、病院がお休みの日だ
どうする?どうする?


片側の麻痺。で思い浮かぶのは、脳だった
救急病院へ行くべきか?翌朝一番でかかりつけ病院に行くか?
もし脳なら打つ手がない


翌日、18日の朝一番で病院に行った
病院でも脳じゃないか?と大騒ぎしたが、先生の診断は首だった

首??
そう環軸椎亜脱臼の再発だった
だが気が動転してる私は、すぐに思い出せずにいた

脳じゃないと安心するためにMRI検査も考えたが
安心料にしては、全身麻酔だし費用が高すぎるから断念した

見当違いの余計な心配もして、本当に首なの?と少し疑った
そう、だって首なら顔が痙攣すると思っていたからだ



でもまずは治療

腰の毛を刈って、お灸(10個)をして
炎症止めと神経の伝達を良くするビタミンの注射を打った

コルセットの中には保冷剤を入れて、溶けたら交換する
一時間半から二時間で保冷剤の交換だ

最初の3日は、毎日病院に通った

その間、足を動かした方がいいのかと思って
短い距離でお散歩に行ったんだけど
足の引きずりで、左側の前後の足の爪から流血してしまった

靴を履かせた方がいいのかな?
聞いたら、しばらくは安静にしてないとダメなんだって
治療は基本、「安静にすること」

3日連続で病院に通った後は、自宅でお灸を続けた
お灸はこれから一日一回、毎日だ


腰に付けた赤い点々は
この辺りにお灸してねという目印だ


この時は5月 山はまだまだ涼しい日が続いてて
お灸をした腰は、腹巻で暖める
腹巻の中にはカイロを入れてあるんだよ


頭寒足熱(足?)首は冷やして、腰は暖める

お灸は二人掛かりでやる
お灸を点ける人と体を押さえる人だ

たまに はなママさんにお手伝いしてもう日がある


はなママさん、京のお灸に来てくれてありがとうございますっ
またお願いする時は、よろしくお願いしますm(_ _)m


京・発症した時を振り返ってみた

2018-08-09 10:37:03 | 京の環軸椎亜脱臼・不安定症(頸部神経・炎症性の麻痺)+前庭疾患
この病気が再発して、すぐにはこの病名を思い出せずにいた
それは、発症して約9年
何事も起こらずに、平和に過ごせてきたからだ

それに発症時は軽度の症状で、すぐに良くなったから
難しい病名や説明が、日々の生活の中で薄れていってしまっていた

コルセットを付けている事を、人に説明する時など
同じような神経症状が出る病気で「頸椎椎間板ヘルニア」がある
そんなような症状がでると言うと説明がスムーズだった

何度も説明してるうちに、自分の中でも記憶がすり替わって
「頸椎椎間板ヘルニア」??と勘違いしてしまう時期もあって
再発した当初、気が動転してる時期なんかは
頸椎椎間板ヘルニア?!と思ってしまったりした



落ち着いて冷静になって、色んな事を考えり思い出したりした
そして病名も思い出したよ(~_~;)

記憶を遡って、京が1歳と2カ月半くらいの時だった
二週続けてドッグランで遊んで、その夜に目の異変に気付いた

ドッグランでの遊び方が激しかったからか?
その前の週に、追いかけっこしながら池(湖?)に落ちたのが原因なのか?
どちらも影響してるんだろう

京は初め 顔面神経痛のように顔の片側の麻痺だった
目がバシバシっと痙攣したり、開かなくなったりした

その時のブログは『京・顔面神経痛?! 』という題で書いている
顔の片方だけがぴくぴくと動いて、ひきつれる状態を
「片側顔面痙攣(かたがわがんめんけいれん)」っていうんだって

以前のブログでは病名は書いてなく、さらっとした感じの記事だ

その時にも書いてるけど
首のつけねから目の近くまで走っている神経(迷走神経)の
異常が原因で痙攣がおこるらしい

首の付け根の部分の椎間板の損傷
あるいは外耳炎や中耳炎などの病気が原因で迷走神経が傷ついたり
炎症をおこすとこの症状があらわれるそうだ

その時がまさに、外傷性の環軸椎亜脱臼になった時で
症状は軽度で、片側顔面痙攣だった

そしてすぐにコルセットで固定する治療が始まった

コルセットをはめて、首の後ろを保冷剤で冷やしたら
すぐに痙攣は治まった
そう、魔法のようにあっという間に治ってしまった感じだった

コルセットをはめて冷やすだけ
病院では炎症止めなどの注射なんかもあったけど
最初は連続して数回病院に通って、後は定期的に通院のみ

まったく普通の生活だった
お散歩もじゃれあったり遊んだりするのも、いつもと同じにできていた
症状が軽くて良かった~と思ったのを思い出した

定期的に通院してた時に、先生から病気の説明があった

今、症状は治まっている、しかし再発するかもしれない
コルセットでの治療では完治はできない
セカンドオピニオンで大学病院に行きますか?とも言われた

ただ、大学病院に行って手術しても、成功する確率は半分くらい・・
たとえ手術が成功しても麻痺が残る可能性もある
最悪、手術中や術後すぐに死亡する例もある

我が家では銭も凛もコルセットを持っている
それは、何かしら少し症状がでてたりした時に作ったものだ
でも、銭と凛はすぐに外す事が出来た
たまに使うけど、少し調子が悪い時や予防的に使う位だ

きっと京もすぐに外せるんじゃないか? そう思った

今、普通の生活ができていて、お散歩も遊ぶ事もできる
軽度で、コルセットをはめたらすぐに良くなった程度の症状では
かなり難しい手術で、最悪 死んでしまうかもしれない手術に
踏み切るという考えはできなかった

銭父と相談して、手術はしないことに決めた


コルセット治療を初めて2カ月で、コルセットを外せる時期が来た
銭と凛はそれでコルセットを外す事ができたんだけど
京は外してしばらくすると顔に痙攣が出た

何度か試してみたけど、やはりコルセットを外すと顔が痙攣する
京はコルセットを外せないんだ 

京の症状は顔面の痙攣のみ
コルセットを外したり、再発しても
きっと同じ症状が出るのだろうと思っていた

でもコルセットさえしていれば、普通どおりの生活が送れていた
ランでも飛んだり走ったりして遊ぶ事が出来た

首の筋肉が衰えてしまうかもしれないが、再発しないためにも
コルセットをしていれば大丈夫。という思いがあった


きっと何度かコルセットを外して痙攣が出た時点で
銭や凛と、京の症状の重さは違うんだ。と気付くべきだったのかもしれない
それは今思う事で、その時はそういう考えには及ばなかった


京・環軸椎亜脱臼

2018-08-02 11:24:04 | 京の環軸椎亜脱臼・不安定症(頸部神経・炎症性の麻痺)+前庭疾患
ようやく京の状態が良くなってきて
生活も気持ちも、だいぶ落ち着いてきたよ

みんなに心配かけちゃってごめんなさい
今はショートコースのお散歩に、出られるまでに回復してます


今回、持病の首の症状が悪化して
昔の記憶を呼び起こしたり、ネット検索もかなりしたんだけど
病院や病気辞典のような記事が多くて
症状や治療のブログらしき記事はあまりなく、手探りの状態だった

もしもこの先、同じ症状が出た時に確認できるよう
今までの状態や経過をきちんとまとめておこうと思います

病気の事だし、文字ばっかりだし・・
興味のない方はスルーしてくださいね




京は『環軸椎亜脱臼』という首の骨の病気です

犬の首の骨は全部で7個あって
頭部の付け根の1番目の骨を環椎(第1頸椎)、2番目を軸椎(第2頸椎)
その後は第3頸椎、第4頸椎・・・と第7まである

環椎(1番目)と軸椎(2番目)の関節が
頭を動かしたり、首を回したりと
頭部の回転運動をスムーズにできるようにしている

この環軸椎の先天性の奇形や、外傷性の靭帯の損傷や断裂などによって
脊髄が圧迫されて、さまざまな神経症状をおこす

脱臼しかけてる状態を「亜脱臼」
脱臼しやすくなってる状態を「不安定症」という

簡単に言うと
首の1番目と2番目の骨がずれて神経を痛めてしまう病気だ

先天性の場合、小型犬に多く2歳未満に発症する事が多い
外傷性の場合、犬種や年齢に関係なく
大型犬でも何歳でも、衝撃や外傷などで発症する事がある

症状は、軽度から重度までさまざまで
体を触ると痛がる・突然キャンと鳴いてその場で固まる
首を動かさず目だけを動かす・首の痛み・体の強張り・足のもつれ
足のひきづり・ふらつき・起立不能・四肢麻痺・排尿困難・呼吸障害

重症例では突然の呼吸停止を起こす事もある



治療は内科的治療と外科手術の2通りあって

内科的治療は痛み止めを服用し、コルセットで固定(キプス)で
安静にする事
ただし、完治する事はなく再発の可能性がある

外科手術は、ピンやスクリュー、ワイヤーなどで骨を固定する
術後は数か月の絶対安静が必要で、成功率も様々
手術できる病院が少ない(大学病院など)
術中・術後に死亡例も10~20%ある

という病気だ


ここに書いたのは、病院で聞いたり、もらった資料だったり
自分で調べたりしたものをまとめたものです
この病気はこんな感じのもの。。という事で、全てではありません

ブログを読む時が、今より未来だったら・・
医療が格段に進歩してるかもしれない
手術できる病院や先生が沢山増えてるかもしれない

もしこのブログを参考される方がいらっしゃいましたら
かかりつけの病院で、納得いくまで説明を受けて相談してくださいね



京の場合、発症は1歳と2カ月半くらいで、外傷性によるものだった
手術はしていない
そして、今回は再発という事になる

長くなったので
京の症状がどんなだったか。は また次回に(~_~;)