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奈良でアンティークの家具・雑貨、古道具、オリジナルの鉄ものを扱うfangle。
 



昨日は、鎌倉の花火大会。
行ってきました。
海上から打ち上げる花火は、真っ暗な空と海に浮かんで綺麗でした。
「はぁぁ、きれぇいぃ」と言いながら、
舞い落ちてくる灰を見て、この花火で海は汚れないのだろうか、と
何だか矛盾しているような妙な気持ちになったり。

ところで、鎌倉は小町通りに「社頭」という和紙を扱うお店があります。
店に入ると染物に似た和紙の奥深い世界が広がっていて、
紙にまで芸を施す日本人の細やかさを感じる、なかなか好きなお店です。

その「社頭」で昨年末に手に入れたのがこれ。

 芹沢介の紅型カレンダー

芹沢介は言わずと知れた有名な染色家。
本来は和紙染カレンダーで、
これは昭和21年から約60年の間つくり続けられ、重要無形文化財になっているらしい。
初めて目にしたとき、「こんなカレンダー欲しかった」と大喜び。
したのもつかの間、なかなかお値段が張りまして手が出せなかった。
ところが、その和紙染カレンダーを縮小した印刷普及版がお手頃価格で昨年登場。
趣までもが縮小している感はあるけれども、
一つの月ごとのその構図は日本の伝統色で彩られていて「芹沢ここにあり」です。
特に、この8月は今のところ一番のお気に入り。

他にも、
「社頭」には素敵な和紙で作ったもろもろがあり、楽しいお店です。
小町通りに行ったら是非。