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ライブに行ってきました。
太鼓の修行でアフリカ、ケニアに行ったマサくんこと大西匡哉が
その師匠であるマテラ氏とセッションするということで、
かなり楽しみにしていたライブ。

今回も早川千晶さんと一緒で、彼女のお話も聞きました。
彼女はケニア最大のスラムであるキベラで
孤児や貧困児童、虐待を受けた子供たちなどのために活動(UPEPO)をしていて、
マサくんは過酷な生活環境の中で一生懸命生きている人たちを、
彼らの歌や音楽を通じてサポートする活動(JIWE)をしているのです。



JIWEが製作したこのCDのタイトル『MILELE』はスワヒリ語で「永遠」という意味。
キベラスラムの子供たちが歌っています。
これらのゴスペルは、普段キベラの教会などで歌われているそうで、
生命を賛歌し、幸福や平和を祈るこの子供たちの歌声には
彼らにとって歌がそうであるように、
耳にする私たちにとっても歌や音楽の持つ力に治癒される感じがします。

今回のライブはこのCDでも歌を歌っているカテンベくん、肝臓病と闘っている彼の、
肝臓移植の手術費と医療費を助ける為のイベント(カテンベ救済の呼びかけ)でもありました。

カテンベくんの叔父さんでもあるマテラ氏とマサくんの太鼓の音には、
みんなの祈りや希望、カテンベくんの生きたいという強い気持ちが宿っているようで
彼らは太鼓というツールを持ったメッセンジャーで、
魂というか、心のあるその音に触れた人に
何か言及しきれない大事なものを残してくれました。