fangle WORLD'S LIFETIME FITTINGS, GOODS & ORIGINAL ARTICLES
奈良でアンティークの家具・雑貨、古道具、オリジナルの鉄ものを扱うfangle。
 





上の画像を見ていたら、
列車の車輪が熱を帯びて赤くなっていたのを思い出した。
仕入れ先の国での思い出の中には、列車に纏わる事が結構多い。

レンタカーなどのシステムが整っている国では、
車の方が何かと便利なこともあるが、
季節なども関係して、これまでレンタカーを使ったことが無い。

移動はもっぱらバス、長距離だと列車。
乗客、乗務員、あるいは列車を待つ間の駅構内、そこに集まる人々。
そのすべてが、車ではなく列車を選択させる。

車中ずっと判らない言葉でずっと話しかけてくる人懐っこいおばちゃん、
昼間から呑んでいただろう赤い顔をして笑っているおじいちゃん、
切符を切り終えて次の駅まで暇を持て余した車掌が日本語の勉強にやって来たり。

浅黒い肌に大きな瞳、寒そうな装いで話しかけてくる少年は、
雪降る空に手を広げて、目をキラキラさせて呟いた。
何かとても重大で、大事なものを目にしたような、そんな瞬間だった。

兎に角、列車には映画のようにドラマチックなエピソードが付いてくる。

あのご長寿テレビ番組のように、
列車の旅をするっていうのも、のんびり、いつの日か、してみたいものだ。

things also make the world go round and round...