fangle WORLD'S LIFETIME FITTINGS, GOODS & ORIGINAL ARTICLES
奈良でアンティークの家具・雑貨、古道具、オリジナルの鉄ものを扱うfangle。
 





インドを初めて訪れたのは20年以上前のこと。
当然、20年前と今のインドは違う。

日本の原発輸出の恩恵か、困ってしまうほどの停電も滅多にないし、
街中の人たちはリキシャーのドライバーでさえスマホを使いこなし、
日本と同じように、あらゆる情報が手元に入ってくるような感覚がある。

そんな世の中になっても、街中、滅多に信号機がない。横断歩道もない。
交差点を通過する時、曲がる時、
車も歩く人も、
まずはその交差点の全体の流れ、そして対向車の動きと運転手の目を見つつ、
自らが先に行くか行かせるかを判断して動いている。

相手の動作、表情、目の動きが見えてからの判断だから
車、バイクと人との距離がとっても近い!
道を渡るときはいつでも毎回ドキドキする。
ただ向こう側に行きたいだけなのに、身の危険がチラホラしている。

こういうところが20年前と全然変わってない。

変わらないことはとことん変わらない。

「この村の社会が変わらず発展しないのは人々がカルマ(業)を信じてるからだ」
とイギリスでの生活から村に戻ってきたインドの青年が言っていた。
「物乞いが多くて貧富の差が激しいのはカースト(制度)のせいなんでしょう」
悪名高きカースト制度。

そんな生き方も信仰心も根っこは全然変わらず。

そんな生き方や信仰心の元に出来上がったカディや道具類も根っこは変わらず。

HELLO again INDIA では、そんなものたちが集っています。

明日、30日(水)から11月10日(日)まで。会期中無休。


"Good travels at a snail's pace." M.K. Gandhi
「善きことはカタツムリの速さで進む」ガンディー