乃南アサさん
今私がはまっている作家さんです
読む本それぞれ個性があって、今のところ飽きません
中にはシリーズになっている女刑事の話もあります
乃南アサ著 風紋 (上・下)
【あらすじ】
父は外に愛人を作り家庭に無関心、姉は受験に失敗したのをきっかけに非行に走り、
居心地の悪い思いをしていた高校生の真裕子。
しかし、そんな真裕子のもとにさらなる悲劇が訪れた。
頼れるのは彼女だけ、と常日頃考えていた母が、何者かに殺害されてしまったのだ。
無常にも母が真裕子の学校の教師と浮気をしていたのではないかという噂も流れ、
真裕子は被害者家族でありながら、世間から冷たい目を向けられてしまうのであった…。
風紋というタイトルがどうしてついたのかなぁ?と
思いながら読み進みました
家族の一人が殺害され、犯人以外の被害者家族と加害者家族それぞれが
周りから冷たい目で見られ、苦しみながら心を閉ざしていく・・・
「犯人意外のすべてが被害者」と言う作者の言葉が分かったような気がします