昨年10月末からプリズム東峰村事務所に住み込んでいる起業家志望の高橋弘展くんの成長が著しいのです。村民のみなさんが元気になると共に高橋君の起業家としての展望は周囲の心配をよそに大きな成果をあげていると感じます。
ただ本人はサラリーマン生活からいきなり肩書きが何もない一個人になったのですから精神的な苦労はこれまた想像以上に大きいと感じます。そこまで控えめにみてもやはり高橋くんの成長は目覚ましいと断言できますが・・・。この春からはプリズムではITを上手に使って地域活動を総合的にビジネス化する本格的な起業家実践塾や事業プロデュースをはじめますが、たまたま彼がその代表的なモデルになってくれているようなものです。昨年11月のとうほうTV開局から今日まで「番組づくり」がそのまま「地域づくり」になる現場を身体ごとで体験してきています。
しかも早朝から翌未明まで?!効率よく働き、企画を次々と産み出すノウハウのすべてのプロセスを共有してきました。わたしのノウハウは全部オープンです。彼がそこまで人生を賭けてやってきたからです。「ちょっと覗いてみよう」、ぐらいの気持ちでは起業の極意は伝わりません。業を起こすということは24時間仕事も遊びも家庭も線引きがなく全部一個の生き方になっていかないといつか無理がきます。生きてる瞬間瞬間がすべて活き活きできる状態をつかまないとできないことです。
住民ディレクターという発想はまだまだ理解されませんが高橋君にはこの短いけれど密着した濃い時間でかなり理解が深まっていると感じます。日本のどこでも、世界のどこでも暮らしていける生活人のプロ、そしてどんな状況でも自分で仕事を創り出せる生活人であることが、ここ東峰村という地域現場でITを使ってこそ産み出せる新しい起業家です。しかも東峰村の皆さんと仲良く楽しく一緒にコトを起こしていけるのです。
すでに高橋人脈を活用して起業家ツーリズム!?の実践をやっていますが、来週も全国から彼のお仲間がやってきます。これらの企画は高橋プロデュースを基本に実戦としてばんばん鍛え上げています。これもオープンにすることで彼の可能性が大きく広がるはずです。起業家の卵だった高橋君があっという間に孵化しはじめたこのごろです。健康管理や金銭感覚、経営手腕、すべてがひとつです。