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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

過疎の力はオープンマインドにある。

昨日の深夜から九州に入った。と、いうより帰ったというべきところだが久しぶりだ。昨夜は熊本県、今夜は福岡県だが場所は昔から修験道や焼き物で有名な旧宝珠村、旧小石原村がある「東峰村」だ。今年の2月から住民ディレクター講座をスタート、現在2期目の最中だ。ここでは10月の26日に全国過疎シンポジウムが企画されていて、そのプロデュースを任されている。一昨日の兵庫県佐用町も山の中の町だが最近、奥深い山中や海岸沿いの地域、また離れ島など益々過疎地にお邪魔することが多い。
 15,16日には京都北部の綾部市で全国限界集落サミットがある。これは主催者側ではなく参加者としてご縁があってお邪魔する。独断と偏見だがザーッといって今、ど田舎の人たちが元気だ。なぜっていえば、私を呼んでくれる人たちがそういう地域が多いからだ。だからといって、田舎ばかりではなく都会のメディアやバーチャルの世界、都市の地域の人々とも深いお付き合いが続いている。
 つい最近も「熊本に長くいてなぜ山江村だったのですか?」という質問を受けた。いつも答えは単純明快だ、「来いと呼んでくれる友達がいたから」だ。熊本県は当時98市町村という膨大な地域があった。その98市町村を5年半かけて2周半したので、どの地域もだいたいわかっていた。山江村は2回、村の予算で番組を制作したという経緯はあったものの、いつも何かあったら焼酎をちらつかせて呼んでくれた。こちらも本当によく通った。それは面白いということもあったが、勉強しに行ったということもいっぱいある。何しろほとんどの人がオープンスタンスで警戒心がない。・・・これは私の住民ディレクター講座でいうところの「身体がカメラ」の大本だ。相手がオープンだから近寄っていける。しかしそれはこちらもオープンだから相手が開いてくれる。お互いの相乗効果だ。どちらかが警戒心をもっていれば成立しないのだ。
 だから、カメラは映す側の状態が映る。映される人は映す人の空気を感じ反応する。この関係は子どもとや動物との関係で一瞬にしてわかる。過疎の地域に行くと言葉はなくても通じるある空気がある。この空気の束を東峰村から全国に発信するのが今回のシンポジウムの核となると感じる。

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