ICTで地域活性化を考える総務大臣懇談会(配布資料に毎回わたしのプレゼン資料が添付されています)に2月から出させていただいていますがそこで提案してきたことが東峰村で具体的になってきました。
はじまってしばらくして東日本大震災があったので地域活性化に加えて防災、災害時の情報伝達方法等も提案してきました。「住民ディレクター」という人材の育成、活用が生活現場で役立ち、自治体機能に役立ち、緊急時にも日常にも有効な情報受発信態勢になると提案しています。そのひとつに既存の地上波との恊働態勢づくりを言っています。
ひと昔前ならパブリックアクセスという言葉がありましたがわたしはずっと住民放送枠の確保と考えていました。特に東日本が起こり今後もどこで何があるかもわからぬ状態ではいざという時に自治体や地域住民が自ら発信する力をもち、大災害時には現段階で最も影響力がある地上波での自主放送の態勢をもつことが緊急課題であるということです。それには日常から地域と放送局が一緒に番組づくりをする態勢があって相互理解を深めておくことが必要です。
今回福岡の民放RKB毎日放送がローカルワイド番組で東峰村を継続的に放送していくことになり第一回目のロケが昨日ありました。村民が被写体になるだけでなく制作スタッフとしてそれぞれの空き時間に少しずつ一緒に動きました。とうほうTVと民放の番組の作り方の違い、視点の違い、スタッフの立ち位置の違い等お互い大いに勉強になったはずです。こういう日常的な恊働があればいざ災害時にも放送局と村民が力を合わせて実態をお伝えする態勢ができるはずです。 つづく
@写真は75歳の米作り名人宗春じいを取材するIターン起業家 高橋くん、を取材するRKBスタッフ。