今から約200年前程にはなるだろうとおもわれる盆踊りが東峰村の竹地区にはまだ伝わっています。伝わっているどころか今でもお盆に集落全員で初盆を迎えたお宅に集まり庭先でこの盆踊りを披露します。
今年初盆を迎えたお宅は2軒でした。約40人程の住民が一軒に1時間程かけて踊ります。合間には初盆を迎えたお宅の接待があって焼酎やビール、子どもにはお菓子やジュースが振るまわれます。そして次のお宅へ移動するのです。これが今の日本です。浴衣を着てうちわを帯に差して踊ります。踊りのリズムも独特の日本人感覚だと感じます。艶のある声は郷の夜に大きく響きます。わたしの子どもの頃にはまだ兵庫県の地方都市にもあった風習が東峰村ではずっと続いてきたのです。偉大な村です。
「郷の音」と書いて「響」と書きますがこの郷の響きが暮らしを表していたのだとおもいますがテレビと共にすっかりと日本各地からなくなっていきました。とうほうTVは失われし郷の音を次々と村民に、全国に、海外にと響かせていきます。
この話は少なくとも動画でお伝えしないとわからないと感じていますので近いうちに見ていただけるようにします。