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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

富士山、市房山、山北ばあちゃんの生きる姿勢。

 今年になって2度目の富士山を見た。前回は4日、青い山に真っ白な雪がきれいに積もっていて絵画を見るようだった。今日は夕刻だったのと霞んでいたのでぼんやりとしていたがやはりその姿は気品がある。(写真は新幹線の窓から)いつもは飛行機が多いので気づかなかったが、結構富士山の手前には煙がもうもうと立ち昇る工場がある。昨年末から中距離移動が増え、新幹線に乗ることが多くなり気づいたが、空から見ていると俯瞰の素晴らしい富士の裾野までは見ても周囲の煙突までは見えない。(見えている?見てないだけか?)
 しかし周りがどのように変わっても富士山はきっと変わらないままあるのだろう。登山家によると登山道にはごみが多く大変だとも聞くが・・・。それだって富士山のせいではなく全部人間の仕業だ。その話を聞いても一度は登ってみたいと思わせるだけの魅力が富士山にはある。

 と、いうような山が熊本にもある。人吉の一番奥、宮崎県との県境にある市房山だ。1721メートルで市房山の麓には日本のおっかさんといわれる山北幸さん94歳がいる。プリズムTVhttp://www.prism-web.jp/tv/のトップページ「食」のコーナーに山北幸さんの愛情漬けという動画があるので見ていただける。
 山北さんはある種大分県の1村1品運動の源のような人だ。実際に大分の「モモ、クリ植えてハワイへ行こう」で知られる大山町の人々がよく視察に来ていたらしい。山北さんは戦後すぐの農地解放で地主と小作人の対立が激しくなり、その子供たちにまで影響しているのをみて、何とかしないと、と婦人会を立ち上げた。当時切り捨てられていた大根の葉っぱやにんじんのへたなどで漬物を作りリヤカーで売りに出た。稼いだお金で子供たちの遊び場や図書館を作り、婦人会みんなで地元の子供たちを育てた。

 それから50年余り、今でもお元気で現役のようだ。(風の噂では。というのも最近は行けてないので直接会ってない。)婦人会発足の頃から口癖は「死ぬまで税金を払い続ける」だ。それが自分が地域の子供たちになすべき最低限の責任だというのが一貫した考えだ。小さいながらも会社を起こして「税金対策」なる入れ知恵を知ると山北ばあちゃんの声が聞こえてくる。大企業の社長や社員の研修にぜひこの山北ばあちゃんツアーをお勧めしたい。

 というように、あなたのまちにも富士山とはいかなくても素敵な山とその山の周辺に生きる魅力的な人々がいるでしょう?「ひと、光る!ドラマ発見」プリズムTVはこのような人々と皆さんの出会いの場を提供し、また新たな出会いの場をつくってもらいたいと考えているTVだ。今年は大いに使えるようにしますよ。
 

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