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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

子どもから高齢者まで自らデザインする(兵庫・佐用町)

 佐用町のケーブルテレビの住民ディレクター番組がよく動いています。今日までの二日間で集落での収録番組と子どもを対象にしたアートスクールという講座で商店街のCMづくりをしてしまいました。町のスタッフ層が厚くなっているので、いろんな事業が同時並行してやれる態勢になってきています。
 
 夜は夜で集落の方々とスタッフの夜なべ談義もして、手作り料理、合宿生活のような談義も行い、通常ではみっつそれぞれ分けてやるような集まりを二日間でかなり充実しつつ、効率よく実現できたように思います。特に今日は1時間の間に30秒CMを編集する荒業を行いました。久しぶりに超集中してやりました。編集するといっても、小学生や高校生、大人も混じって始めての人たちに編集操作を教えつつの編集ですから、かなり難しい状況でした。しかも取材テープは30分近くあるものを30秒にする作業でしたから、普通は1時間では無理ですね。

 しかし、今日も新たな発見をいっぱいしました。サポーターに高校生達がいたのですがこの子達の感性がビデオの完成に大きな力を発揮しました。慣れるまではじくりと見ていましたが、慣れてくると、またこちらのテンポが出てくると、彼らの判断力は非常にいいテンポになり、あっと言う間の1時間で何とか骨組みは出来上がりました。こういうプロセスを皆さんにも公開したいのですが、こういうときはだいたい誰もメイキングを撮ってないのが常です。

 現在、住民ディレクターを養成したいと相談に見える地域や団体が多いですが、やるならぜひ1年間じっくりとやれる態勢を組んで欲しいと思います。素人カメラマンや素人りポーターを育てて、都合のいいときに地域の情報を撮ってもらったり、リポートをしてもらう人を育てる事業がよくありますが、きっとそれは継続できないし、本当の地域の力にはなっていかないと思います。いろんな地域が名前を変え、新規事業を組みやってきましたが、この10年ほどで十分証明されてきたのではないかと思います、成果が出ないのは・・・。住民ディレクターは映像やメディアには素人だけど、地域活動はリーダーとして活躍しているような人々を「メディア使い人間」として育てる発想です。しかもメディアを使うだけではなく、集落や団体のコミュニケーションを活性化し、いろんな課題を解決するための多様な発想を体験を通して身に付けます。それが住民ディレクターで、スタートはボランティア活動の延長で、無理のない形で継続される態勢を作るのです。普通はここが簡単にはいかないと思います。山江村の12年をはじめ、多くの地域でその地域独自のカタチで継続しているのは少なくとも1,2年は継続して呼んでもらって、私は現地に交じって一緒に動きながらプロデュースしています。

 このような人材養成と態勢づくり、さらに情報発信をトータルでプロデュースするのが私の仕事んなのです。そういう意味の総合プロデューサーなのです。講師ではありません。ここを理解していただければ、今でいえば佐用町や福岡県東峰村のように、非常にうまく私の持つノウハウを引き出していただけると思います。こちらも毎月何回も行く必要を感じ、動くことが楽しいのでついつい通い続けてしまうのですが・・・。

 お互いのメリットが膨らむので成果は短期間に一気に出るし、継続するための課題を次々とクリアして行きますので確実に先が見えてくるはずです。ビジョンがメインスタッフと住民の皆さんに見えると確実に継続しながらその地域独自のスタイルができあがります。佐用町、東峰村に数日ご一緒してもらえればよくわかると思いますので、久々に住民ディレクターツーリズムをやってみようかと考えている今日この頃です。

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