住民ディレクターは総合的な企画力を養う活動、修行の様なものです。もともと番組づくりのプロセスが地域づくりの仮想現場になっていることに気づき番組を作るテレビ局を辞めて地域を作る仕事を起業しました。地域の活性化です。おまけとしてできる番組も地域活性化にとても有効です。
ビデオカメラをまわしたりiphoneを使うというのはこの全体からすると15%ぐらいのことでしょう。編集やパソコン駆使は20%、残りの65%は基本的な人付き合い、あいさつ、交流、相互扶助、高齢者見守りや子どもの世話、厨房で料理を作ったり、皿洗い、川掃除、お祭りの飲み会参加等々・・です。一目瞭然で田舎で特に過疎地域でみんなと助け合って暮らしている人々がそもそも高得点です。スタート時点で圧倒的なハンディがあります。だから過疎の村の方々がやると住民ディレクターの普及は早いのです。ちょっとカメラやパソコンが使えるようになるとあっという間に習得されます。東峰村で今起こっていることはそういうことです。
逆にメディアの経験者や学生は35%のカメラやパソコンは前提条件のようにありますが残りの65%が極めて弱いです。情報発信が増えた村ではここ最近様々な取材が増えてきて65点の人達と35点の人達が一緒に動くことが増えています。両者が仲良く気持ちも通じあって末長い友達になっていけると大きな希望です。