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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

変な人(兵庫/佐用町)

もうひとつのブログNow&Hereではすでに「倉吉ツアー同行」について書いたのですが先日佐用町の江川集落のみなさんに付いて鳥取県に行った時、バスでずっと話していたのが写真の人安岡さん、と春名さんでした。春名さんは農協の方でこちらもアイデアをいっぱい持っておられ魅力的な人ですが安岡さんは牛飼いで農業、林業のほか多方面で経営されている珍しい専業農家です。佐用町で専業農家はすでに10名を切っているのではないかといわれていますから今時希有な存在です。

しかも安岡さんの話は山の不思議な話、昔からの神さんの話、祠やお地蔵さんの話、珍しい生き物の話など柳田國男や宮本常一が今にも一緒に出てきそうな民俗学的な豊かな話に溢れています。それだけでも十分魅力的な方ですがやっておられる牛飼いや農業、林業、そこから発想されている牛を中心にした夢の話などは子どもたちに聞かせてあげたい話ばかりです。

昨年末から佐用町に住むことを本格的に検討していますがこの方や年末に風倒木の現場を案内してもらった岡本さん、その時にお会いしたこれまた不思議な炭焼きじいさん、と、とにかく佐用の山には魅力的な男たちが溢れています。勿論、女性も素晴らしいですが、男の魅力というのは年をとるにつけ滲み出てくるものですね。振り返れば20年前熊本県の山江村や水上村でも山の男たちに魅かれて山へ入っていきました。その人たちも今おもえば皆「変人」と言われていたのでした。山江村は数人の変人たちが住民ディレクターをはじめたので住民ディレクターは変人の集まりでした。しかし変人の一人役場職員の内山さんが村長になってしまったので変人は変人ではなくなったのかも知れません。

今、各地を歩いていてやはり普通の発想や普通の時間で終わる仕事の中から新しいものは生まれないと痛感します。安岡さんの生活から新しい何かが生まれそうな予感がします。時代的にはまたまた龍馬が出てきていますが変人が新しい次代の何かを生み出すというのはいつの世もそうなんでしょう。

@写真は倉吉市の里見八犬伝にまつわる祭りの甲冑をつけた安岡さん/決していつもこの格好で過ごしているのではありません(笑)念のために

八百万人紀行 http://www.yaoyorozu-hito.jp/
Now&Here http://akira-prism.blogspot.com/

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コメント一覧

久保
お疲れ様でした
一昨日は、たいへんお疲れ様でした。
 
倉吉のまちづくりは、元気な人が核になって進んで行ってるようですね。各人が、それぞれ中心となって活動をされていらっしゃるようで、たいへん興味深く話を聞かせていただきました。
 
地元の江川でもやれるところから、やれる人によって、地域づくりを進めていく必要があると痛感しました。
 
どんなことができるか考えて、みんなで一緒に今年の絵を描いていきたいですね。
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