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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

花はアップ、アップ、アップでOK!(住民ディレクター講座)

 花がきれいな季節です。各地を歩いていると随分と山や川沿い、農家の軒先などで美しい花に触れることが多いです。兵庫の佐用ではまだ山桜が満開でしたし、福岡県の東峰村ではピンクのつつじがきらきらしていました。減反のせいでもあるのか、菜の花が咲き誇るかのように広がる田んぼも多いですね。

 住民ディレクター講座の撮影方法でよく女性と花の話をします。女性はきれいな花を見ると「わあーっ、きれい!」とか「可愛い!」とかいいながらどんどん花に近寄っていきます。それこそカメラでいうとアップ、アップ、アップです。ところがプロのカメラマンに教えてもらうと、○○さん、ちょっと待って!花を撮る時は一度アップしたら、ちょっとカメラをとめて、少し角度を変えます。そして再びアップにするのはいいけれど、同じところから何回もアップするのはよくないですね。・・・、撮影講座を受けたことのある人は覚えがあるでしょ?カメラの撮り方のABCのAですなんて。

 住民ディレクター講座では、こういうのは一切ないのです。女性が花を見てきれいと感じつつ、アップ、アップ、アップならそれはそれでOK。お好きなように、または見たままをカメラで撮ってみてください。それがあなたの花を愛する気持ちを表現するカメラワークなら全く問題なし、むしろ自信を持って自分の視点で撮りましょう。・・・、これが講座です。ですから基本的には「これはだめ」「あれはNG」なんていう禁止事項はありません。自分の視点を確認するために、また他者との視点の違いを学ぶためにも、撮りたいように撮る、これが最上の上達方法なのです。

 かくいう私もチューリップを見てはアップ、アップ、アップとなっている自分の視点に気づきました。さすがに山桜は遠くに見えるのでアップできませんでしたが、「身体がカメラ」なので、できるだけ身体を桜の下に運びます。要は見たいものは近寄ってみる。

 こういう基本が住民ディレクターです。今の季節はそういう意味では「身体がカメラ」を自然と体験する季節で、外を歩くのはとっても身体にもいいですね。

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