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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

テレビの革命!猿喰にて遂に実現!!

 夜明けにいつも大きな発見をすることが増えました。だから寝てられない??!。

 今朝の発見は地元猿喰(さるばみ)地区の獅子入れです。今日中には第86回村民ひろば40分を完成させないといけないので見ていたら感動しました。遂にやってきたのです。今から17年前の平成8年にはじめた住民ディレクターが・・・。

 猿喰地区には今年東峰テレビに入った愛理(えり)ちゃんがいます。ちょうどわたしが村外出張だったのでここは愛理ちゃんに任せました。時々お父さんの話が出ていました。取材後も愛理ちゃんが編集しながらスタッフと話しているのを垣間みていると、どうもお父さんが活躍している様なのです。さきほどやっと愛理ちゃんの粗編集したものを見ました。そしたらこれでした!!わたしが17年前に求めてはじめた住民ディレクターの姿がありました。

 話せば長いのですが簡単に言うと地元の住民が普段の暮らしのリズムで暮らしの視点で獅子入れという祭をそのまま取材している姿です。村の福井神社から猿喰の地元の神様に詣り、はじまる神事。これです。このプロセスがまずは撮れないのです。撮れてもカットされるのです。でも猿喰にはそのまま映し出されました。しかも祭の前に愛理ちゃんの父上が言ってた言葉が大事です。

 「上福井の後じゃから用意するところが映されん」。つまり獅子入れに使う獅子や鬼の装束は地区でリレーして共有しているので猿喰の前は上福井地区でわたしたちもいつも上福井が終ってから猿喰に入ります、すると榊に使う枝の伐採などの作業が当然撮られないので放送されません。父上はいつもそこを不満に感じてたらしいのです。^^ しかし、今年は娘の愛理ちゃんが取材します。カメラも父上に貸してあげてと伝えていました。そして起こったのです。本当に映し出したい地元の姿を地元に住む住民自らが自主的に取材した映像です。大事なのは頼まれたから撮ったり責任感から撮ったものではなく父上が自主的に撮った映像ということです。しかも娘の愛理ちゃんが編集するので父上の指示は遠慮なく行ってるはずです!!^^

 映像を見ていると伝わってきます。地元の神社に参る側と取材する側の境はありません。いつもの会話がそのままです。これが猿喰の日常でしょう。テレビは60年間に渡り「非日常」を映し続けてきました。「参観日」のような非日常にはそこの暮らしが見えません。取材する側がよそ者で取材者だからです。地元の人でも「取材」を「仕事としてしまう」と取材者です。地元の生活人がビデオカメラを手にするとき日常が生き生きと映し出されます。「暮らしの知恵の受発信で暮らしを豊かにする人」が「住民ディレクター」です。この感動!!書ききれないこの気持ちは色々な場で語っていきます。


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