東峰村に住んで約半年になろうとしています。驚きです。同じく数えれば「とうほうTV」が開局して早や3ヶ月が過ぎました。
濃い半年であり濃い3ヶ月でした。東峰村を歩けば歩くほど一つの村での豊かな人材や暮らしぶり、情報の多様性や汲めど尽きぬ情報量などを強く感じます。わたしたちはテレビ57年の歴史と共にいかに一人の人間がもつ暮らしの情報の豊かさに気づかずに生きて来たかがよくわかります。
しかもきっとそれは都市生活よりも過疎と言われる地域のほうが豊かだったのでしょう。この現代に豊かな暮らし、生活の知恵、伝承、コミュニケーションがあるということを改めて見つめ直す機会に毎日恵まれています。それがテレビのおかげでもあるのです。テレビで目隠しされてきたものをテレビで映し出すという新たなメディア活動がとうほうTVだと確信します。
ケーブルテレビの新しい生き方といっても過言ではないと感じるこの3ヶ月でした。基礎は村民の皆さんの日々の生活、暮らしが豊かなことです。お互いが仲良いことです。過疎ということばに隠れて言い表せてこれなかった人口の少ない地域の人間的な豊かさを村の集落テレビ?!が表現しはじめました。人々がステージにどんどん上がり始めました。住民ディレクターという発想がここ東峰村でやっと全体像として感じてもらえる場としても自然と成って来たと感じます。