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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

山江村ー東峰村の九州中山間地ライン

 さわやかな鳥の声と川のせせらぎで目が覚めました。福岡県東峰村の旅館の部屋からの眺めです。東峰村は今年も年間を通じて住民ディレクター講座をやりますが、今年はブロードバンドによる村のテレビ局作りに本格的に取り組みます。前日の夜に久しぶりに村の住民ディレクターの皆さんと会い、新しく参加される方々も交じっての説明会をしました。

 村役場のほうも昨年1年間やって手ごたえを感じているようで、特に秋に全国過疎問題シンポジウムでIT劇場と銘打って立体的に展開したシンポが大変好評でした。しかしどこにでもある問題で役場の担当者は実質的に一人という現実がありました。今年はこの現実をどのようにされるのかを注目していました。結果的に昨年は名目だけだったIT推進室に2名増員して3人体制でスタートすることになりました。しかも専任ですからこれは相当力が入っています。

 過疎シンポを依頼した福岡県もブロードバンド最後進地域だった東峰村の活躍に大きな期待を寄せているようで、昨夜も県庁の二つのセクションから3名やってきました。講座終了と同時に山江村への視察依頼があり、こちらもまた熱心なことがよくわかりました。

 住民ディレクターの皆さんも集まりがよくて、新しい年度事業に対する非常に積極的な取り組みの姿勢が見えました。特に女性の皆さんは家庭のこと、育児などがあってなかなか動きにくいようですが、村のIT推進室の出前体制もあり、ネットを活用した新しい動きの可能性を感じていたようです。低迷が続き、新しい販売ルートが大きな課題となっている小石原焼きの青年窯元たちもIT活用による産業振興に乗り出す気持ちが湧いてきたようでした。

 すでに焼き物を活用したアニメーションが若き女性住民ディレクターから生まれており、今年はいろんな手法が試される時期になりそうです。都会の子供たちが大変元気に暮らしている山村留学センター、タクシー運転手さんによる穴場の観光開発、母子のほのぼのした散策語りなどこの地域ではすでにユニークなコンテンツがいっぱいあります。今年はこれらをさらに掘り下げたり、IT推進室のサポートによるチーム取材など多くのチャレンジが行われそうです。

 九州では山江村もまた新しい段階に入るようなので熊本ー福岡の中山間地ラインの面白い連携が生まれそうで大いに楽しみです。

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