拙者は生後1ヶ月で母親から離され、親切(おせっかい?)な村人によってご主人様の所に連れてこられた。
「この里山にはイノシシやサルが出没するらしいので、ワンちゃんの一匹も飼ったほうがいいようですね・・・・・」
里山移住早々に、ご主人様はのんびりした顔でお世話になった村人にそう言ったらしい。
その結果、その2ヵ月後の大晦日に、村人が拙者をこの屋敷に連れてきたという。
その時、ご主人様はかなり狼狽した。なぜなら、ワンちゃんを飼うのは人生で初めてだったのである。
生まれたばかりで、母親恋しさに「キャンキャン」と泣いているヨチヨチワンちゃんを、これからどう育てたらいいのか?
頭の中が真っ白になったそうだ。
大晦日の夜、拙者は「クエーンクエーン」と泣き続けたらしい。
ご主人様は楽しみにしていた紅白歌合戦の観賞も気もそぞろとなり、拙者のためにミルクを用意したり、オシッコ用の紙を探したりと、てんてこ舞いだったという。
深夜になっても泣き止まないので、ご主人様は拙者を抱いて寝てくれたらしい。
そんなこんなでご主人様と拙者の初夜はドタバタと過ぎて行ったとか・・・・・・・
続く・・・・・・・
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