房総の里山の田植えは早い。
ほとんどの田んぼは既に田植えが終わっている。
昨日は、前の家に一人で住んでいるおばさんが、一人で田植えをしていた。
このおばさんはとても働きものだ。
10年程前にご主人が亡くなった後、一人で田畑を耕している。
子供達はみんな大きくなって、里山を離れ都会へ出て行った。
おばさんはもう70過ぎだが、春になれば田んぼに稲を植え、秋の刈り取りが終わった後は、その田んぼは菜ばな畑となる。
菜ばなの茎は冬の間中グングンと成長し、切っても切ってもあちこちからまたグングンと茎をのばしてくる。
拙者のご主人様は、毎日菜ばな料理を作って食べていた。
そして茎が大きく成長した後は、黄色い綺麗な花が見事に咲く。
その風景は、日本の春の到来を告げる房総の風物詩となった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます