Battle Vacation Home26

朝目覚めた瞬間、吉野は舌打ちをした。
頭が重い・・・
ベットから転がるように出て、這いつくばってリビングへ行く。
どうした？という顔の母と兄を無視して、体温計を探し出す。

39度2分

思っていたよりもひどい・・・。
とりあえず、北原に連絡する。

ワレカゼヒイタ　スマン　イケン　オミヤゲヨロシク

打ち終わった瞬間、くしゃみが襲った。
どうせ、俺の悪口でも言ってるのだろう…。
ため息をつき、携帯を投げ捨てた。

箪笥の中から、はんてんを取り出し布団代わりとしてはおる。
家の中とはいえ、外は30度を超している。
もちろんエアコンはかけていない。
それでも寒い・・・。

それにしても暇だ。
テレビにも見飽きて持っていくはずだった荷物を整理しはじめた。
と、ある箱を取り出す。

これみんなに食べさせたかったな・・・。

再びため息をつき、吉野は箱を机に置いた。
「ジンギスカンキャラメル」その箱の表紙には確かにそう書かれていた。

”NEXT”
次は誰だ？愁ちゃんかい？

まだちゃんと把握しきれてないのよ。ごめんよ。
そして文章もメタメタでごめんよ。
まぁ、私のことはほっといて再びバトルよろしく！