今回の芝居で、私が演じるいつもスマイル。だけど腹黒な看護婦、尾藤と冷静沈着。何事にもまったく動じない医者、加藤は暇な時間を持て余し、稽古中も妙なやりとりを繰り広げております。
これは、そんな加藤・尾藤コンビのエチュードをもとに本編のネタバレしない程度に書いたお話です。本編とはまったく関係がありませんのでご注意ください。
加藤「20週目ですね。順調に進んでます。旦那さまも一緒に奥様を支えてあげてください。じゃあ、今日はこれで。」
尾藤「じゃあ、待合室の方でお待ちください。(にっこり)」
加藤「………。」
尾藤「………。」
加藤「尾藤さーん、これお願い。」
尾藤「はいはい。」
加藤「尾藤さーん、カル○ィエのバック。」
尾藤「はい?」
加藤「あなたは?」
尾藤「じゃあ、ビ○ンのバック。」
加藤「で?」
尾藤「で、1年。」
加藤「ふっふっふ~甘いわね。私は半年。」
尾藤「え!半年!?早すぎませんか?」
加藤「いやいや、あぁいういちゃいちゃカップルほど別れるのは早いのよ!」
尾藤「半年じゃあ、赤ちゃん産まれてすぐですよ!」
加藤「だからよ~。子供が産まれて、どうしていいのか分からなくなった旦那が別の女に行くのよ!」
尾藤「へぇ~なるほど。奥さんが動けないうちに別のところへ行っちゃうんですね~で、それがバレて離婚と。」
加藤「それにあの旦那さん、仕事してなさそうだしね。子供のことなんて、なんにも考えてないんじゃない?」
尾藤「ザッツ・ライト!」
加藤「で、はい。」
尾藤「はい?」
加藤「この間の小林さんの件。」
尾藤「あぁ~……。」
加藤「たしか、シャ○ルの財布だったんだけど。」
尾藤「…………給料日まで待ってください!」
加藤「あら?給料日は昨日のはずじゃ?」
尾藤「じゃ、じゃあ私カルテを持っていっておきますね~」
加藤「はいはい。ついでにお茶もお願いね~。」
尾藤「は~い。……ついでに鼻糞も入れてやろ。」
加藤「尾藤さーん、聞こえているわよ~」
尾藤「は、はーい(汗)」
はい、こんな会話をずっとしております。疲れてくるとなぜか下ネタに走ります。それはまた今度。ちなみになんども言うが、まったく本編とは関係ないです。まぁ、産婦人科だということでネタバレしてるけど…。