ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

天覧山岩トレ ――― N村さんもW科さんも最下部岩場10往復できました!

2023年06月13日 | 岩登りトレーニング

当日の飯能市は午後に雨が降るような予報が前日にも出ていましたが、実際には降ることもなく、日没後にほんの少し霧雨のような降雨があっただけでした。良かったなぁ!

 

2022年11月13日(日) 天覧山岩トレ

▲10:42。天覧山最下部岩場には6人グループの方々が先に来て練習していました。労山のO田山岳会(だったかな?)の方々でした。その方々が最下部岩場のトラバースをしているので、僕はN村さんの影響かなと思ったのですが(N村さんは1時間ほど早く来て、トラバース練習していたのです)、そうではなくて、O田山岳会の方々もここでのトラバースをご存知だったようですね。YYD以外でここのトラバースする人を初めて知りました。写真の左端がN村さんで、ハーネスをすでに装着している3人はO田山岳会メンバーです。

 

▲10:46。N村さんは僕たちが到着した時はすでにだいぶんトラバースの数を重ねていました。でも、8往復半過ぎたところで、まさかの落下! 簡単な何でもないところで足を滑らせたのです。でも、気を取り直して、10往復は完成させました。連続記録は8往復ですが、10往復(1フォール)でした。1往復が出来るか出来ないかのころはすぐに腕がパンプしていたのに、今は10往復しても平気です。腕や指の筋持久力が付いて来ていることもありますが、力に頼らないバランスで登る(トラバースする)ことが出来ているからでしょうね。

 

▲11:36。O田山岳会グループは3級ルート中心の練習でしたから、4級以上のルートにトップロープを張る予定の我々とはダブルことなく練習できました。写真で見えているザイルはO田山岳会のですが、この後相談して、岩場の左半分を僕たちYYDが、右半分をO田山岳会が使用することとなりました。手前(右)にW科さんがいますが、黙々とトラバース中です。

 

▲11:41。最初に張ったのは左端のカンテルート4級穴ルート4級+です。全員次々にクリアしていきます。Sa藤さんも腕の痛みがおさまって来て、スピーディーに登ります。写真のO崎さんにはまだ少し難しいと思いますが、何とか登りました。

 

▲11:47。O崎さんですね。穴ルート4級+を登ったんだと思います。

 

▲11:55。Sa藤さんも登ります。

 

▲12:11。O崎さんも繰り返し練習しています。

 

▲12:12。その頃、W科さんもトラバース10往復に挑戦中! 何と! 1回の落下もなしに10往復を達成させました。 凄い!

 

▲12:48。小ハング4級+にもトップロープを張りました。写真はN村さんがリードしている様子です。N村さんはこの前にトップロープの状態でリードする練習をしました。

 

▲12:48。今回はプリプロテクションでなくて、自分でセットしながら登りました。写真は核心部のプロテクションを取った直後、これで安心です。

 

この小ハングルート4級+、W科さんは楽勝! O崎さんはどうだったんだろう? 僕は目にしていません。Sa藤さんは何と! リードして登ってしまいました。さすがですね。

 

▲12:53。W科さんが穴ルート4級+を登ろうとしていますね。

 

▲13:00。O田山岳会の面々もトップロープで登っていない時にはトラバース練習していましたから、O崎さんも落ち着いてトラバース練習は出来なかったと思います。落ち着いてトライできれば、1往復できたと思いますけれど、次回への持ち越しとなりました。写真のSa藤さんは初めてのトライですから、今後に期待ですね。

 

▲13:51。穴ルートなどのさらに左のフェースルートにもトライしてみました。短いルートですが、これも5級あると思います。登っているのはSa藤さん。

 

▲13:54。穴の左のルートにもトライしてみました。穴の右よりも少し難しそうに見えたからです。案の定、難しい。5級はあると思います。Sa藤さんが登ってますね。

 

ルート名を改めました。右から、右カンテルート4級、穴ルート4級+、左カンテルート5級、さらにその左のフェースは5級-。最後のフェースはまだ名無しです。

 

▲14:02。O田山岳会が登っていた右側の3級ルートが空いたので、O崎さんがそこで練習です。

 

▲14:53。僕は小ハング右のフェースルート4級+をリードします。W科さんがフォロウ。彼女はこのルートがまだ苦手なようです。何とかフォロウして来ました。

 

そして、続いて僕とW科さんはすぐ上の鏡岩5.7にトップロープをセットしに行きます。僕は昔は得意だったこの鏡岩が今はとても苦手になってしまっています。F沢さんと練習していた時も、彼女がたちまちスムーズに登れるようになったのに、僕は登れずじまいでした。11日も全然登れませんでした。

 

▲15:39。鏡岩を登るW科さん。足が長いのか、柔軟性があるのか、登ったことのある人には分かりますけれど、この写真の右足の位置からあの左足の位置まで上げるとは! いくらトップロープとは言え、ビックリですね!

 

▲15:49。W科さんは初見なのに登ってしまいました!

 

今回、僕に嬉しい出来事が! 何とか上まで登れたのです。それはW科さんのお陰でした。彼女が下部のスタンスで、「ここも使った方が楽みたい」という発見を僕も活用させてもらったのです。すると、不思議に楽に登ることが出来ました。嬉しいです! 感謝です! W科さんも何とか上まで登ってしまいました。初回で登り切るとは凄いですね!

 

▲16:08。そのうち、N村さんとO崎さんが鏡岩に来ました。N村さんは右足を2歩目まで、左足を1歩目まで上げることが出来ました。O崎さんもそれぞれ1歩目まで何とか上げられたかな?

 

ここ鏡岩は指の保持力が強化される岩場です。そして、クライミングにおける最も基本的なバランスを学べるところでもあります。傾斜が80~85度くらいのツルツルの岩場です。僕は30代の最初にトライしたころはなかなか地面から足が離れませんでした。

ただ、一ノ倉沢の南稜最終ピッチで悔しい思いをして以来、鏡岩に力を入れ始めたんです。セカンドで登っていたのですが、最終ピッチをフリーでフォロウ出来なかったんです。4級+A₀、もしくはフリーで5級-だったんです。フリーでフォロウしたかったんですよね。最終ピッチがこの鏡岩にとてもよく似たルートだったのです。

 

▲16:59。陽は沈み、辺りはだんだん暗くなって来ました。急いでトップロープのセットを外し、帰り支度をします。中腹の公園に来た時には真っ暗になっていました。

 

▲17:11。天覧山の麓のレストランは光で飾られていました。

 

▲17:11。左奥がレストランです。

 

居酒屋『のんのん』でも楽しい語らいの時が続きました。各自それぞれ克服すべき課題を見据え、成長していって欲しいと思います。鏡岩5.7の次には、蛇岩5.8、地蔵岩5.9があります。本当のトラバースも残っています。トラバース岩5.7(5.8?)のことです。さらには獅子岩の3段ハング5.11もあります。かつてはザイルにぶら下がることなく、3回続けて登れていました。リードにもチャレンジしていました。でも、何時の頃からかまったく登れなくなっていました。せめて、もう一度ぶら下がってみたい、そんな願いを持っています。今シーズンは天覧山に拘ってみたいと思っています。F沢さんも天覧山で成長しました。天覧山はクライミングのとても良い教室なんだと思います。


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