魚鳥木、申すか?申さぬか?

ぎょ・ちょう・もく、申すか?申さぬか?
申す!申す! 魚⇒ニシキゴイ。鳥⇒ニホンキジ。木⇒制定無し、花は桜と菊

おわら風の盆 2017年

2017年08月31日 | 民俗学探究
おわら風の盆 2017年



毎年9月1日~3日の初秋の風が吹くころ、
富山県富山市八尾町(やつおまち)では、
三百余年の歴史を持つ
「おわら風の盆」が開催されます。



涼しげな揃いの浴衣に編み笠の間から
少し顔をのぞかせ、町並みに沿って
踊る優美な姿が印象的です。



胡弓と三味線の音色が
つややかに澄み渡り、
賑やかなお祭りというより、
風情や情緒を楽しむものとして、
大正から昭和初期にかけて、
特に文化人に愛されていたそうです。



このおわら風の盆は、立春から数えて
210日目の台風到来の時節に、
収穫前の稲が風の被害に遭わないように、
豊作祈願のために行われる民謡行事です。



これから最盛期を迎える収穫の秋。

大事に育てられた作物が、
台風の被害に遭わず、
無事に収穫されることを願うばかりです。

詳細情報は、こちらのリンク先へ ⇒
越中おわら風の盆 2017の日程と見どころ。








 


越中おわら風の盆―林秋路板画集
林 秋路
未来社


定本 風の盆おわら案内記
里見 文明
言叢社


越中八尾おわら風の盆 新作DVDハイヒ゛シ゛ョン版
越中八尾観光協会
コメント (6)
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老子『道徳経』を翻訳してみました。16

2017年08月31日 | 老子『道徳経』
英語と中国語を学ぶため 
老子『道徳経』を 翻訳してみました。
訳に間違いが有りましたら御教示下さい。


老子『道徳経』
Laozi『Tao Te Ching』


第十六章
原文

致虚極、守靜篤。萬物並作、吾以觀復。夫物芸芸、各復歸其根。歸根曰靜、是謂復命。復命曰常、知常曰明、不知常、妄作凶。知常容。容乃公。公乃王。王乃天。天乃道。道乃久。沒身不殆。

英訳文
If I empty my mind and stay calm, I can see that all things are produced and they return to the roots. Everything is produced one after another, then they return to the roots. Everything returns to silence like this. This is called "return to the original form". This is a "law of nature". To understand the law is called "clear wisdom". If you don't have this wisdom, you will fall into confusion. If you have it, you can accept everything. Accepting everything is fairness. Fairness is a "virtue of king". The virtue of king is "Heaven's will". Heaven's will is "the way". This way is eternal. If you keep this way, you will never go astray.

書き下し文

虚(きょ)を致すこと極まり、静を守ること篤(あつ)し。万物は並び作(お)こるも、吾れは以(も)って復(かえ)るを観る。それ物の芸芸(うんうん)たる、各々その根(こん)に復帰(ふっき)す。根に帰るを静と曰(い)い、これを命に復ると謂(い)う。命に復るを常(じょう)と曰い、常を知るを明(めい)と曰い、常を知らざれば、妄(みだり)に作(な)して凶なり。常を知れば容(よう)なり。容は乃(すなわ)ち公(こう)なり。公は乃ち王なり。王は乃ち天なり。天は乃ち道なり。道は乃ち久し。身を没(お)うるまで殆(あや)うからず。

現代語訳

心を空っぽにして静けさを保っていると、世の万物がどんどん生み出されてまた元の姿へ戻っていく様が見える。この世の全てはどんどん生み出されては、そうやって根源へ帰っていくものだ。万物はこうして静寂へ還る。これを「本来の姿に戻る」と言う、そしてこれは「万物の法則」とも言う。この法則を理解する事は「明らかなる知恵」と言う。この知恵が無いと何をしても出鱈目になってしまう。この法則を理解すれば、どんな事も包容出来る。全てを包容出来れば、全てを公平に扱う事が出来る。物事を公平に扱う事が出来れば、それは「王者の徳」と呼ばれる。王者の徳はすなわち「天命」である。天命とはすなわち「道」である。「道」を得る事は永遠を得る事であり、そうなれば生涯を通じて迷う事は無いだろう。


老子『道徳経』を翻訳してみました。17 へ続く。




ビジネスリーダーのための老子「道徳経」講義
田口佳史
致知出版社

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日本の国鳥は「キジ」でヤンス!

2017年08月31日 | 民俗学探究
魚鳥木、申すか?申さぬか?
鳥(ちょう)⇒ ニホンキジ ということで

日本の国鳥に制定されている鳥は「キジ」でヤンス!



キジを国鳥と決めたのは日本鳥学会で、1947年3月のことです。47年の同学会の学会誌「鳥」には、ほかにヤマドリ、ウグイス、ハトなどの候補があったが大多数がキジを支持して決まったと報告があります。

当時、山階鳥類研究所員で東京薬学専門学校講師だった高島春雄さんが、日本野鳥の会の会誌「野鳥」の13巻1号(48年)に「国鳥キジ」として議論の一端を紹介をしております。



それによると、キジを推薦した人は
① 終戦後の日本には520種の野鳥がいるが、日本固有の種はキジとヤマドリだけ

② キジは渡り鳥でなく、本州、四国、九州で一年中姿を見ることができる

③雄は姿が優美で、羽も美しい

④大きく、肉の味がよく、狩猟の対象に良い

⑤古事記、日本書紀に「キギシ」の名で記載があるほか、桃太郎にも登場し、子供にもなじみがある

⑥雄の飛ぶ姿は力強く男性的。雌は山火事の火が巣に迫っても巣から去ろうとせず、卵やひなを守り、母性愛の象徴のように言われる

と六つの理由をあげています。

ハトは平和の象徴として、ヒバリが声が良いことから推薦があったそうです。

ヤマドリを支持した高島さんは、
多数決でキジになった第一の理由を「日本固有の鳥だから」と説明しています。

また、狩猟や食用の対象として支持されたことに関係し、「(生息数が)減っただけは減らした人たちが自らの手で必ず増やし、急激に減少しないようにして欲しい」と書いています。




キジのデーターベース
キジの特徴は?
キジの大きさはオスが80cm、メスが60cmほどでニワトリやカラスに近い大きさをしています。

オスは翼と尾羽を除いて全体的に美しい緑色の体色をしています。翼と尾羽は茶褐色で、頭部の羽毛は青緑色です。目の周りには赤い肉腫がありますよ。

メスは全体的に茶褐色で、黒褐色の斑点があります。尾羽が長いのも特徴的ですね。

キジの生態は?
母衣打ち(ほろうち)
母衣打ちとは、繁殖期独特の鳴き声(ケッケーン)で鳴いた後に羽を打ち付けてドドドドッと音を出してメス達に自分の存在をアピールすることをいいます。

キジのオスは繁殖期(3月~7月頃)になると顔の肉腫が赤く大きくなり縄張りを宣言します。赤いものに対して特に攻撃的になり、オス同士で蹴り合うこともありますよ。

地震予知
キジは足の裏に振動を察知するための感覚細胞を持つため、人間よりも数秒も早く地震を察知することが出来るといわれています。

歩くことが得意なので普段の移動は歩行によるものがほとんどですよ。敵から逃げる場合などには垂直に飛び上がり滑空します。

乱婚性

キジは、数羽のメスが複数のオスのなわばりを次々に廻って、気に入ったオスと交尾するという乱婚性をとっていますよ。

抱卵から孵化・子育てまではメスが行いますが、メスは母性本能が強いので抱卵を始めると外敵が近づいても逃げないことで知られています。

キジの分布は?どこに生息している?
キジは北海道以外の日本全国に分布しています。コウライキジなどの亜種は大陸にも存在しますが、キジは日本固有の鳥です。

生息地は「草原」「平地」「林」「農耕地」を中心に、市街地に現れることもありますよ。

キジの鳴き声は?
鳴き声はオスは「ケーン、ケーン」、メスは「チョッ、チョッ」とオスメスで違いがあります。繁殖期のオスは「ケーン」とひときわ強い声で鳴きます。


番外編
桃太郎の御供としても有名な「キジ」ですが
ペプシの有名なCMでも

と美しく表現されています。



雉女房
柚木 沙弥郎 絵,村山 亜土 文
文化出版局


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