かりんとうの小部屋Z

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中島みゆき ベストアルバム?

2016年10月31日 21時28分30秒 | 中島みゆき
2016年末、ベストアルバム「前途」が発売される中島みゆき。
それを記念して来月には逆ベストアルバム「多難」が発売される。
このアルバムでは中島みゆきの迷曲、珍曲が12曲おさめられており、
発売元は古巣ポニーキャニオン。定価は3500円だ。

1 あたいの夏休み
2 愛情物語
3 あの娘
4 ダイヤル117
5 春までなんぼ
6 やまねこ
7 結婚
8 キツネ狩りの歌
9 ジェラシー・ジェラシー
10 仮面
11 エレーン
12 異国
















(フィクションですので!でもこういうアルバムがあってもいいかと)

心を映す仮面たちの世界

2016年10月31日 20時16分10秒 | BOOK
能・狂言面に至る日本の仮面、中国の仮面劇、バリ舞踊など、世界に満ちあふれている仮面。なぜ、人間は仮面の製作と使用にエネルギーを注いできたのか。仮面の世界とその魅力を紹介する。

能の先生のお稽古場でぱらぱらと読んで面白そうだったので、図書館で借りた。
ひとつひとつの写真が面白く、仮面に興味がわく。特に小面で狂言の仕草をしてるページは笑えた。
観世清和氏(めちゃ若い!)との対談あたりから話はぐっと深くなる。
印象深い箇所をあげると、
「仮面は祖先をはじめとする信仰の対象であり、祖先、そして過去から未来へ連綿と連なる時間の一部として自分が存在することを意識することでもある」
「現代人は日々の生活で心に仮面をつけて生活している。仮面をつけることで逆にその日々の仮面をとりはらい、心を自由にすることができる」
などの部分が印象に残った。折しも今日はハロウィン。人々は仮装をして街に繰り出している。これも一種の仮面なのだろう。今後ハロウィンが仮装パーティーだけでなく仮面祭りと化したら面白いなと少し思った。

野村万之丞氏のお元気な姿が印象的な本なのだが、氏はすでに亡くなられていた。本を読んでいるときは気づかず、「そういえば若くして亡くなった狂言師がいたなあ。まさか…」と調べたらやはりそうだった。
能狂言に対して愛情と情熱、そして進歩的な考えを持った方だったのだろうと思う。早すぎる死が大変惜しまれる。

能狂言好きならぜひご一読を!


心を映す仮面たちの世界 単行本 – 1996/10
野村 万之丞 (著) 檜書店