ずっと曇り空ですが、
お日様が出ない方が涼しくて過ごしやすい
今日このごろ。
大河ドラマ
「光る君へ」
を毎週楽しみにしています。
私がきちんと観た大河ドラマは三つ
「太平記」
「鎌倉殿の13人」
「光る君へ」
光る君へを観た後に、一般の方が詳しく解説している動画があります。
「日本の文化力」というチャンネル。
詠み人りっせいさん(京都出身)
狐のお面をつけて、烏帽子と直衣を着て
平安貴族を名乗っておられます。
聞き人ぶらんべんさん(播磨出身w)
ひょっとこのお面をつけて、手ぬぐいを頭に巻いておられます。
この二人のかけあいも楽しい。
りっせいさんは歴史に詳しくて、ドラマのすじの裏側に隠れている事実を、今も残っている昔の文献から紹介しながら、紐解いていきます。
そこにぶらんべんさんが、
「ほぉ〜!」
「あ、そうやったんや‼️」
なんて合いの手をいれながら聞き役をこなしています。
先日ドラマでは、藤原道長の姫である、
彰子中宮の皇子、
敦成親王の五十日のお祝いで、
道長の住む土御門殿で公卿たちが集まり、
無礼講の酒宴が始まりました。
普段はいかめしく内裏で立ち働く公卿たちも
ここぞとばかりにハメを外します。
魯鈍の右大臣、顕光は几帳の隙間から
おなごはいないかな?と覗いたり
公任は酔って「こちらに若紫はおいでかな?」と戯れかかって、
紫式部に「光る君がいないんだから若紫がいるはずないわ💢」と、やり込められたり。
実資卿は、真っ赤な顔して女房の衣装に触って衣装の数を数えたり
伊周の弟隆家は、女房に言い寄ったり。
このシーンをりっせいさんが、
「この場面は紫式部日記に出ている」
と言っているのを聞いた江戸の秋
「あ、紫式部日記は確かうちにもあったはず」
すっかり忘れていましたが、本棚のこやしになっとりましたわ。
ビギナーズ・クラシックスですけどね。
96ページにありました。
五十日のお祝いの段。
顕光さんはもっとひどいやん!
「目隠しに几帳が置いてあったのに、その布の綴じ目を引きちぎって、散々の乱れようだ」って😰
実資卿が女房の衣装を触っているのは、
「贅沢禁止の勅令を女房が守っているか、衣の枚数制限を超えていないかどうかを点検している」んですって。
紫式部はそれを見て、さすがに他の方とは違うと感心しています。
隆家はひどい。
「隅の柱のもとでは権中納言隆家様が女房の兵部さんの袖を引っぱって、聞くに堪えない冗談を飛ばされている」
だってさ。
今ならセクハラでクビですね。
「光る君へ」の次の回では、
まひろ(紫式部)が実家に帰った時、
こんな貧乏くさい家だったのかと感じてしまったり、
お酒を呑みながら、土御門邸ではこんな事があったのよ〜wなんて調子に乗ってしつこく暴露して家族から顰蹙を買ってしまったり。
このシーンは紫式部日記では、自分の家はこんなにみすぼらしいのかと。
土御門邸や宮中での華美な暮らしに慣れてしまった自分に気づいて、自己嫌悪に陥ってしまうのです。
脚本家の意図するところを的確に解説している、りっせいさんとぶらんべんさんのYouTubeは、
「光る君へ」ファンにはオススメです。
もう少しで終わっちゃいますけどね😢
それでは
いとま申して〜👋
(日本の文化力の最後はこのセリフで終わります)