内海聡FBより転載
2024年11月6日
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重曹については非常によく聞かれるので、個人的な意見ではありますがお答えしておきます。
ちなみに重曹とは炭酸水素ナトリウムのことであり、弱アルカリを示す白色粉末で様々な用途に活用できるといわれます。
ベーキングパウダーは重曹のことであり、研磨効果、乳化効果、脱臭効果、アルカリ効果、などがあるとされます。
各論的に言うと重曹はアルカリ効果、農薬などの洗浄効果(もっと強力なものもあるが)、抗真菌作用(これを世界的に言いだしたのがシモンチーニ)、虫歯の予防効果(重曹で歯磨きなど応用)、などが有名です。
これだけ書くといかにもすごい物質で利点しかなさそうですが、私はあまりそうと考えていません。
これはすべての物質に言えることですが、このような作用をもっているものは常に弊害を持ち合わせているものであり、例えば塩素は消毒には確かに役立ちますが、実は公にされているより強力な毒であり様々な病気をもたらします。
効果があることの主たる要因はアルカリであるから、ということになりますが常にアルカリにしていれば生物は本当にいいのか、ということは真剣に考えねばなりません。
さらに抗ガン作用があるなどと言って飲んだりしている人がいるようですが、シモンチーニ自身が再発がほとんど起こることを認めています。
また虫歯の予防効果はフッ素が予防できるというウソを言っているのに近い。
もし仮に予防できても先住民は虫歯など皆無なのに、重曹で虫歯を予防するのはまともな方法なのか、私には非常に疑問です。
そして膵臓の消化酵素に近いのですが、とると最初は助けてくれるものの、長くとると今度は膵臓を邪魔します。
一般人のイメージでいうと依存の状態になるのです。
ということで私自身が聞かれた時は、単に化学物質の一つという観点でしか見ていないので、あまり評価していません。
直接毎日重曹水を飲むことは(ガンを予防とかいって飲む人がいるようですが)勧めてませんし、歯磨きすることも勧めていません。
飲んで癌、使って虫歯の人もいっぱい診ています。
このような道具に頼ることは原因や原点の喪失につながります。
その点を決して忘れない方がいい、その上で弊害は少ない「かもしれない」化学物質としてみる、これが聞かれた時の基本的な答えです。
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