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キューピーハーフはカロリーを半分にした結果、無くなった旨みを添加物で誤魔化す

2020年03月13日 06時33分11秒 | マスコミが言わない健康情報

食品のカラクリと暮らしの裏側より転載
2016年05月09日

キューピーハーフはカロリーを半分にした結果、無くなった旨みを添加物で誤魔化す

https://blog.goo.ne.jp/galaxy-karakuri/e/f17103c39140a08d60cd4adc2e8a30ea

ーーー転載開始ーーー

マヨネーズと勘違いさせる増粘剤・たんぱく加水分解物多用のフェイク品


■マヨネーズ規格から外れる品をあたかもマヨネーズと思わせて販売している

世の中、本当にマヨネーズ好きの方が多いですね。
美味しいと喜んでないで、気を付けないといけないことばかりです。
「キューピーハーフ」の怪しさを2回、マヨネーズへの注意点1回、合わせて3回に渡り説明します。
まずは、国民的俳優(歌手)によるCMを打ち、従来のマヨネーズに対しカロリーを半分にした「キューピーハーフ」(以降、ハーフと表示)です。
どんな成分でできているかを知ると、「ましゃロス」どころかマヨロス?~製品への失望感を禁じ得ません。
マヨネーズのカロリーは15g(大さじ1杯)当たり100kcal、それに対しハーフは49kcalです。
単純にカロリー量から換算すれば、マヨネーズの神髄である肝心な植物油脂と卵黄の含有量を半分にしたということです。


ところで、ハーフはマヨネーズと思っていませんか?
植物油脂の割合を減らし増粘剤使用の結果、規格上、「マヨネーズ」と謳えなくなってしまったのです。
苦肉の策として「キューピーハーフ」とネーミングし、ラベルも意図的によく似せて、消費者の錯覚を前提に「マヨネーズ」のようなイメージで販売しているのです。
ラベルのおもて側を見る限り、マヨネーズと見紛うデザインです。
でも、おもて面も裏面も、マヨネーズとは書いてありません。
CMの福山氏も、一言もマヨネーズとは発していません。
裏面に小さく、「サラダクリーミードレッシング」とだけです。
かつて高級ホテルの食品偽装事件のように、景品表示法の「優良誤認(著しく優良と思わせる)」の違反に近いでしょう。
限りなく、消費者の思い違いを利用した販売方法です。


「カロリーを半分にした」ことは、一見、画期的に見えます。
しかし何のことはなく、早い話が植物油脂と卵黄を半分にケチって、その分をたんぱく加水分解物の添加と「水」で薄めただけです。
業務用マヨネーズの製法と同じで、食材を手抜きしたものがハーフなのです。
水分は食品表示しなくて済むので、カロリーを半分にしたように見えるのです(笑)。
この点を、しっかり押さえておきましょう。
因みにJASで定めるサラダクリーミードレッシングは、油脂が10~50%未満、水分は85%までとされています。
まさしく、これがハーフの本質です。


Gs173zu3 Gs173zu1
左がキューピーハーフ、右がキューピーマヨネーズの正式名称・原材料名表示です。
微妙に、「例えば卵(全卵使用か?)と卵黄」などの表示や順番(重量順)が異なり
ます。
※稚拙なスキャンをお詫びします。


■油脂・卵が半分になりコクのなさを補うための増粘剤・たんぱく加水分解物

当然ながらコクや旨みが抜けてしまい、マヨネーズ本来の味・風味が得られません。
問題は、そのためにマヨネーズとは縁も所縁もない食品添加物の増粘剤や、前述の通りたんぱく加水分解物などを多く加えているのです。
増粘剤は、粘性やとろみを持たせる効果があります。
しかし食品添加物として、中程度の危険性が指摘されていることです。
また、たんぱく加水分解物は、大豆や食肉などのたんぱく質を塩酸で化学的に分解したものです。
あからさまに言えば大豆カス以下のもので、安易な旨みを出すため調味料代わりに使われます。
塩酸分離法で処理されたものは、発ガン性が認められます。


さらには調味料(アミノ酸等)~食品添加物のグルタミン酸ナトリウム=味の素も添加され、これらが植物油脂や卵黄を半分にした分の「代用」なのです。
なお、たんぱく加水分解物・アミノ酸等は、マヨネーズへの使用が認められています。
でも、たんぱく加水分解物が添加されていないマヨネーズが多いのは、喜ばしい状況です。
“カロリー半分”は、本来、消費者へのメリットですが、こんな成分が入ったものを食べさせられたらデメリットです。
ハーフはやめて、まだマヨネーズを少なめに使うほうがよいと思います。


■ハーフとマヨネーズの「目隠し(味見)テスト」の結果は?

過日、投稿者はハーフとマヨネーズとの「目隠し試験(品当てテスト)」を行いました。
実際に、アイマスクをした訳ではありませんが(笑)。
妻の協力の下、どちらか分からなくして、少量皿に滴らした両者を指先でなめてみることにしました。
結果は…見事!大正解でした。
普段、そんなに繊細な舌を持っているとは思いませんが、この時ばかりはダテに食品関係のブログを書いてないと自慢気でした。
どちらも最初に舌にとろける感じは同じでも、何秒か経つと明らかに相違が表われました。
マヨネーズは、しばらく味やコクが残っていました。
しかしハーフは最初だけで、すぐに消え失せてしまったのです。
こうして比較して食すると、ハーフは極めてコクがないですね。


ハーフのパッケージ(コピー)には「卵のコクをUP!」と大きく書かれ、裏面にも『キューピーハーフはしっかりとした「卵のコク」が味わえます』と記載しています。
参考までに、マヨネーズのパッケージ裏面には、「キューピーマヨネーズならではの、コクと風味が料理の味を引き立てます」と書いてあります。
ハーフは、見る人が見ればカロリー半分=植物油脂半分と分かってしまい、メーカーは苦し紛れに「卵のコク」としか言えなかったと思われます。
実際には卵も減らしており、添加物による代用では味もコクも乏しいのです。
またハーフの成分表示を見れば、そのコクは「添加物・食品添加物ですよ!」とメーカー自ら言っているようなものです。
所詮、添加物では、本物のマヨネーズの味やコクに適う訳がありません。


ここからは、次号のご案内です。
ハーフの原価はマヨネーズの6割程度と言われています。
しかしスーパーなどで販売されている価格(実販価格)は、逆にハーフのほうが数%~20%以上も高いのです。
消費者の健康志向の足元を見て、高く設定されていると思われます。
いつも申し上げますが、メーカーは立派な製品を作っている一方で、儲けのために質の悪い・健康に良くない物を並売しているのです。
消費者への健康支援あってこその、食品メーカーと思うのですが!? 次号も、ご覧下さい。

ーーー転載終了ーーー

 

 


 

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