内海聡FBより転載
2022.04.26
ーーー転載開始ーーー
「必要不要の絶対法則」はもちろんドラッグやサプリだけの話ではない。
精神面についても少し考察してみよう。
代表例がストレスという大嘘である。
現代日本はストレスだらけの生活で、ストレスは病気に直結し人の病気の大きな要因だそうだ。
しかしそんなことを言えば、大東亜戦争を経験した老人のほうがストレスフルな人生だったろう。
また、アフリカやアフガニスタンなど世界の紛争地域、その他多くの困窮して追いつめられて、日常的に命の危険がある場所のほうがストレスフルだ。
貧乏で食べたいものさえ食べられず、古いしきたりに苦しめられている人は世界中に数知れない。
しかし実際にはそのような苦しい環境の人々よりも、日本人のほうが有病率も薬漬け率も高い。
これは科学ではなく「現実」を見ればわかる。
つまりストレス論は現実的には完全破綻した仮説である。
日本においてなぜ有病率やクスリ漬け率が高いかは、数々の著作で示してきたのでもう書かない。
「医学不要論」(廣済堂出版)や「まんがで簡単にわかる!薬に殺される日本人」(弊社刊)などを参考にしていただきたい。
ここではストレス論のほうから考えてみよう。
ストレス論は日本人を奴隷にするために「誰かさん」が考えた、最凶最悪の罠であり餌であることは、心理学や精神医学の嘘を知っていれば明らかなのだが、皆さんはその意味が分かるだろうか。
それを理解するためには、ストレス論を語りストレスをかき消すために日本人が一体何をしているのか、という本質を語らなければいけない。
いま、日本人がストレスをかき消すために何をしているかといえば、言葉で言えば癒しであり、ヒーリングであり、愛であり、感謝であり、それに浸ることであり、楽をすることであり、やってもらうことであり、施しである。
これが「必要不要の絶対法則」に通じる。
この法則は「人間には必要なものを直接与えてはいけない」ということであったが、すべての日本人が癒しや愛を求め、業界は見せかけの癒しや愛を与えようとしている。
スピリチュアルの嘘が跳梁跋扈する理由もそれだ。
確かに人間には愛や癒しも必要である。
ずっと寝ないで動いていては人間は生きてはいけない。
確かにそうなのだが、この世界はビジネスとの依存世界を作るため、つまり金儲けの手段として、見せかけのストレス論を持ち出している。
愛や癒しがあなたにこそ必要という甘い言葉で誘惑し、様々な愛や癒しの手法を売り込んでくる。
現代日本にはびこるストレス論とは一言で言えば、「依存ビジネス」のための販促戦略なのだ
<心の絶対法則より抜粋>
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