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中国・東南アジアの魚介類からA型肝炎ウィルスが検出され死亡が絶えない

2022年03月22日 06時00分07秒 | マスコミが言わない健康情報
2015年08月04日


ーーー転載開始ーーー

回転寿司店ではブラックタイガーや浅蜊・大あさりなどの貝類に注意


■A型肝炎ウィルスに感染しても治療薬や治療法がない

食品安全委員会の資料によると、輸入されるブラックタイガーや蛤(はまぐり)・浅蜊(あさり)・ウチムラサキガイ(通称:大あさり)、赤貝・鳥貝など二枚貝から、A型肝炎ウィルスが多く検出されています。
主に中国や東南アジアから輸入された魚介類であり、現地の水質汚染による原因が明らかです。
国産の牡蛎(かき)でも、感染が目立ちます。
ここ10年間、国内で82人が死亡し、毎年100~500人がA型肝炎ウィルスに感染しているのです。

大規模な例では、1988年に上海でA型肝炎ウィルスに汚染された蛤を食べて、29万人ものA型肝炎ウィルス患者が発生しました。
そもそも日本ではA型肝炎ウィルスは常在しておらず、主に東南アジアからのものとされます。
そのため海外渡航者から、あるいは中国や東南アジアから輸入された食品から感染します。
A型肝炎ウィルスが検出された輸入食品の約75%が魚介類ですが、野菜・果物・食肉・水からも検出されています。

A型肝炎は、ウィルスに汚染された食品や水を摂取することによって発症します。
やっかいなことに潜伏期間が平均4週間(2~7週間)もあり、発症しても原因の食材が分からないことが多いのです。
一般的に発熱・全身倦怠・悪心(おしん)・嘔吐・黄疸などの症状が出て、最悪は肝機能が悪化して死亡に至ります。
しかし治療薬や治療法がなく、ひたすら症状がなくなるまで絶対安静しかないのです。
感染しないように極力生食を避ける、あるいは食べる前にしっかり火・熱を通すことしかありません。

■回転寿司や輸入魚介類を食べるのを少なくしよう
問題は、A型肝炎ウィルスに限らず輸入食品の国内検疫(検査)が少ないのです。
従って大半はスルーして、そのまま市場に出回ってしまいます。
ビックリしたのは、A型肝炎ウィルスやノロウィルスを検出しても、食品衛生法の違反にならないことです。
情けないことに、ウィルスに関する規格基準が設定されていないからです。
陽性が出た場合、輸入業者に生食用から加熱加工用に指導する程度です。
これほど大量に食品を輸入しているのに、お粗末過ぎる日本の検疫体制なのです。

A型肝炎ウィルスは経口感染するため、感染している寿司店の板前や飲食店の調理者から、お客に感染した例もあります。
中国・東南アジアの海老や二枚貝が感染の恐れがあると言いましたが、輸入品の魚介類を食べる限り、あらゆる種類の魚介類にA型肝炎ウィルスの危険性が付きまといます。
現地の衛生環境の不整備、従業員の衛生意識の低さも原因の1つです。そうでなくても中国や東南アジアの魚介類は、汚染された水で養殖されるため農薬や抗生物質、不明薬剤の使用が多いことを知っておきましょう。

日本人は、中国や東南アジアの養殖魚や現地で加工された魚介類を大量に食べています。
スーパーでも、中国などの輸入魚介類が並んでいます。
また回転寿司店は大手・中小を問わず、ネタは1貫サイズに切ってあるものがパック輸入されます。
食品メーカーも個人も、「安さ」を理由に中国や東南アジアに頼り切っていると、運の悪い方は『輸入された病原体』によって、身体を悪くしたり死亡させられます。
祖父母の方、可愛いお孫さんと回転寿司へ行くのは最悪です。
どちらも、一番、細菌やウィルスに弱い身体なのですから。

ーーー転載終了ーーー

 


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