健康宅配便より転載
2013-05-23
2013-05-23
ーーー転載開始ーーー
金沢医科大准教授の桜井准教授の
研究成果によりますと、
カロリーを抑えたダイエット用の清涼飲料や
炭酸飲料を週に1本(約250ミリリットル)以上
飲む中年男性はほとんど飲まない人に比べ、
2型糖尿病を発症する危険性が1.7倍になる
ようです。
原因として、
清涼飲料に含まれる人工甘味料が甘いもの
への食欲を増進させている可能性があり、
肥満度の高い人が、そうした飲み物を好む傾向
があるとも考えられています。
たとえ、ダイエットのために、カロリーオフの
炭酸飲料を飲んでも、むしろ逆効果になり、
糖尿病発症リスクを高まる結果となっています。
「人口甘味料」がクセモノのようですが、
最近の男性が草食系といわれ、健康志向が強い
割に、スイーツを好むのも、こうした背景が
あるのかもしれません。
ところで、この「糖尿病」ですが、隠された恐ろしい
事実があります。
ご承知のように、日本人の死因で最も多いのは
癌、心臓病、肺炎、脳卒中です。
統計でも以下のようになっています。
1位 悪性新生物(=がん) 357,305人2位 心疾患 194,926人3位 肺炎 124,749人4位 脳血管疾患 123,867人5位 老衰 52,242人
(厚生労働省「2011年人口動態統計概況」より)
まず、2位「心疾患」と4位「脳血管疾患」は、
狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、くも膜下出血などを
表していますが、これらを引き起こす要因が
「動脈硬化」です。
この動脈硬化を進行させるのが「糖尿病」なのです。
さらに、1位の「癌」も、生活習慣病の一部と見られ、
免疫力の低下が大きく関与しています。
この免疫力の低下をもたらすのも、「糖尿病」なのです。
従って、日本人の死因の隠れ1位が
「糖尿病」なのです。
つまり、かつての三大疾病「癌」「心臓病」「脳卒中」の
真の原因は、「糖尿病」だったわけです。
成人の4人に1人が、「糖尿病」か、その予備軍と
言われていますが、様々な合併症を誘発する
致死率の高い恐ろしい病気であるという自覚を
持った方がよいでしょう。
ーーー転載終了ーーー