健康宅配便より転載
2013-09-06
ーーー転載開始ーーー
よく東北地方の人は、漬物や塩鮭など多く
食べる習慣があるから、塩分を摂りすぎて、
高血圧症で死亡する人が日本一だと言われます。
たしかに、塩にはナトリウムが含まれており、
ナトリウムには、体内の水分を保持する作用
があります。
つまり、塩をたくさん摂れば、「体内に保持された
水分」は増え、結果として血流量も増え、血管が
受ける圧力が大きくなります。
これが、塩分の摂り過ぎによる高血圧を招く
メカニズムです。
ですが、塩分の摂りすぎが東方地方の食習慣と
強く結びつているというのは、短絡のしすぎです。
塩分の摂り過ぎによって高血圧になる人は、
高血圧患者の約1~2%に過ぎません。
高血圧患者の9割は原因の特定できない
「本態性高血圧」です。
通常、身体に不要な塩分は尿と共に排出されます。
ですから、あえて「減塩」をする必要はありません。
その証拠に、「高血圧の原因は塩分の取り過ぎ」と
指摘され、医療機関や行政などが「減塩指導」を
始めて40年ほどたちますが、この間、日本人の塩の
摂取量は大きく減りましたが、高血圧患者は減って
いないのです。
(現在、高血圧患者はが約3000万人います)
では、どうしてこのような、「塩分の摂りすぎ」が騒がれ、
「高血圧には減塩」だと医療機関や行政まで動き出した
のでしょうか?・・・・(続く)
ーーー転載終了ーーー