内海聡FBより転載
2023.02.16
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日本人の食事は1956年(昭和31年)から西洋食が普及し、と日本人の死因が変わってきた。
1947年の死因は結核、呼吸器感染、胃腸炎、脳血管疾患、老衰だった。
現在、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、肺炎、不慮の事故1958年(昭和33年)から癌、心臓病、脳卒中と死因が変わった。
現在、老衰でなくなる方は2.8%、200人にたった5人程度とも聞こえてくる。
特に1970年以降からは食生活の欧米化と化学物質(添加物、医薬品)で、腸内細菌がダメージを受けて、アレルギー等自己免疫疾患が増加している。
現代人は古代人とはもちろん違うし、たとえばインディアンのような生活を全員がするとなって狩猟生活すれば、あっという間に動物たちは狩猟されてしまい絶滅してしまうだろう。
だからこそ農耕が現代では重視されるともいえるのだが、時代の変遷による農耕の中で、我々が古代にならって重視しなければならないのが「ホールフード」ということである。
食養の言葉でいうと「一物全採」である。
特に日本人は米食が増えており、また小麦食も増えているので、この考え方は非常に重要になると言える。
また日本の栄養学者では山田豊文氏が「細胞デザイン学」と呼ばれるものを提唱している。
これは非常に面白い考え方で斬新といえば斬新だが当たり前といえば当たり前である。
その詳しい内容は氏の著書を読んでいただきたいが、一言でいってしまえば我々人体の細胞は適応により変化していく、それは遺伝子でさえも変化していくとことである。
これは古代の民族が古代の食事に合わせて体を作っていったように、我々は農耕の普及によって少しずつ農耕に沿うような肉体に変化してきたということだ。
農耕は食料や人口問題とも密接にかかわる問題なので、現代の食と農耕を切り離すことはできない。
<医者いらずの食べ方より抜粋>
ーーー転載終了ーーー