知らぬ間に食べているより転載
2020年5月1日
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ケーキ 数ヶ月前に作り、冷凍倉庫で保管が当たり前 ケーキは手作りが一番ですが、買う場合は安全性を重視するのならやはり 「 製造日 」が 表示されている商品にしましょう。
売れ残りのケーキを再利用して問題になった 不二家 が、 山崎製パン の傘下に入りました。
不二家が40年以上前からあることをやっていたのを、大株主になった山崎製パンは知らないはずはありません。
不二家の不祥事は消費期限の切れた牛乳を製品の製造に使っていたことが明らかとなった事件で、過去に商品による食中毒事件や菓子の中に虫が混入していた事例があったことが相次いで明らかとなりました。
不二家は1995年に発売した洋菓子「ペコちゃんのほっぺ」という商品を食べた9人から食中毒症状が発生したにも拘らずそれを公表していなかったことを1月17日に明らかにしました。
ケーキ 数ヶ月前に作り、冷凍倉庫で保管が当たり前
これまでは「数ヶ月前に作り、冷凍倉庫で保管」していた
この不祥事は、業界では有名な話です。
40数年前、不二家の株主総会を仕切る大物総会屋がいたが、その弟にあたる人が私の家の隣に住んでいました。
彼は毎年、クリスマスイブが終わった25日の夜に、デコレーションケーキをいっぱい抱えて帰ってきました。
そして我が家にも必ず1個持ってきてくれていました。
その人が「売れ残ったケーキだけど、兄貴の関係でくれるんだ」と言い、続けて「クリスマスケーキは数ヶ月前から作って、冷凍倉庫で保管されている」と言ったのを鮮明に覚えています。
子どもながらに「ケーキってそんなにもつのかなぁ」と、不思議に感じていました。
なにせ通常、ケーキといえば生クリームをふんだんに使っていますから。
手作りをすればよくて1~2日で食べないと悪くなってしまうのが普通です。
いくら冷凍庫で保管していたとはいえ、防腐剤をふんだんに使わなければクリームを使ったケーキが半年ももつわけがありません。
だが、私にはそんなことがわかるわけがありません。
40年前の不二家は数ヶ月前に作った商品を販売していたのです。
では、今売られているケーキは、いったいいつ作られたものなのでしょうか。
賞味期限表示だけで製造日が表示されていないから、消費者にはわかるはずもありません。
不二家が信用を取り戻すためには、全製品に製造日を明記することが一番必要です。「わからない」という状態が、消費者に最も不安を与えるからです。
また、生クリームの大半は、パーム油などの植物油脂を主原料にした、業界では「コンバンドクリーム」と称されるものです。
牛乳から作った生クリームより安価のうえ、型崩れがせず保存性が高いことから、長年使われてきています。
この「クリームもどき」のいちばんの問題点は、将来、動脈硬化を誘発する恐れが強いトランス脂肪酸を多く含んでいることです。
子供に食べさせるなら、そのリスクを覚悟すべきです。
また、安定剤や乳化剤といった添加物も使われていますので、それによる健康への悪影響も懸念されます。
購入時の注意点
ケーキは手作りが一番ですが、買う場合は「製造日」が表示されている商品にしましょう。
できるだけ添加物を使っていないケーキを選ぶ事も大切です。
安全、安心のお店で購入しましょう。
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