「心の傷は深くとも」
心の傷は
深くとも
進みゆくのは
なぜだろう。
一歩一歩と踏みしめて
それでも
進むのはなぜだろう。
心の傷は
深くて
暗くて
よどんでる。
それでも
足を前に
出すのは
なぜだろう。
誰かが
私を待っているのか、
それとも
誰かが
私を呼んでいるのか、
薄暗くて
生ぬるくて
冷たい石畳のような
堅くて
とげとげして
足に何かが
突き刺さるような
そんな気さえする
こんな道を
それでも
進もうというのだろうか。
心の傷が
深くて
えぐられてるから
息も絶え絶え、
足を前に
足を前に
右と左で
交互に前に出す。
ああ、
こんな傷は
たいしたことではない、
誰かが
私を呼んでいる、
その声に
むかって
北風に向かうように
進んでゆく。
ああ
つらいとかじゃない
苦しいとかじゃない
ただただ
声のする方へ
心の傷を
抱えたままで
進んでゆく。
心の傷は深くとも、
ただ
進むがゆえに
苦難は続き、
終わりは
すぐ一歩先にある。
心の傷は
深くとも
進みゆくのは
なぜだろう。
一歩一歩と踏みしめて
それでも
進むのはなぜだろう。
心の傷は
深くて
暗くて
よどんでる。
それでも
足を前に
出すのは
なぜだろう。
誰かが
私を待っているのか、
それとも
誰かが
私を呼んでいるのか、
薄暗くて
生ぬるくて
冷たい石畳のような
堅くて
とげとげして
足に何かが
突き刺さるような
そんな気さえする
こんな道を
それでも
進もうというのだろうか。
心の傷が
深くて
えぐられてるから
息も絶え絶え、
足を前に
足を前に
右と左で
交互に前に出す。
ああ、
こんな傷は
たいしたことではない、
誰かが
私を呼んでいる、
その声に
むかって
北風に向かうように
進んでゆく。
ああ
つらいとかじゃない
苦しいとかじゃない
ただただ
声のする方へ
心の傷を
抱えたままで
進んでゆく。
心の傷は深くとも、
ただ
進むがゆえに
苦難は続き、
終わりは
すぐ一歩先にある。