雑記帳

豊田市在住 あきたんの日記風ブログ 様々なジャンルのブログです。

🎥 ダンサー・イン・ザ・ダーク Dancer in the Dark

2024-09-15 18:10:36 | 観物/聴物
🎥 ダンサー・イン・ザ・ダーク
2000年製作
Dancer in the Dark
上映日:2000年12月23日
製作国:デンマーク
上映時間:140分
ジャンル:ドラマ ミュージカル
配給:松竹
≪解説 あらすじ≫
 ラース・フォン・トリアー監督、ビョーク主演の、2000年製作のミュージカル映画。『奇跡の海』と『イディオッツ』に次ぐ「黄金の心」3部作の3作目とされる。アイスランドの人気女性歌手ビョークを主役に据え、手持ち撮影主体のカメラワークやジャンプカットの多用によるスピーディーな画面展開、不遇な主人公の空想のシーンを明るい色調のミュージカル仕立てにした新奇な構成の作品である。過酷な運命に翻弄されながらも、息子のためにすべてを投げ打つ主人公セルマの姿をミュージカルの手法を導入して描き、2000年・第53回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞。その歌声を披露しながらセルマ役を熱演したビュークも女優賞を受賞した。
 チェコからアメリカにやってきたセルマは女手ひとつで息子を育てながら工場で働いている。セルマを母のように見守る年上の親友キャシー、何かにつけて息子の面倒を観てくれる隣人ビル夫妻、セルマに静かに思いを寄せるジェフ。様々な愛に支えられながらもセルマには誰にも言えない悲しい秘密があった。病のため視力を失いつつあり、手術を受けない限り息子も同じ運命を辿るのだ。愛する息子に手術を受けさせたいと懸命に働くセルマ。しかしある日、自殺を考えるほど借金に追い詰められたビルは、セルマの貯金を盗もうとするが、逆に重傷を負ってしまう。瀕死の重症の中自分を正当化する工作をし、セルマはお金を取り戻すためビルを撃ってしまう。その後セルマは逮捕され、やがて裁判にかけられるが、共産主義国であるチェコからの移民だったために差別視され、不利な立場に追い込まれていく。親友であるキャシーは、貯めたその金で有能な弁護士を雇えば、今からでも無罪を勝ち取ることができるとセルマに勧める。しかしセルマは、自分が助かるよりもジーンが手術で失明を免れるほうが大切なのだと答える。セルマに同情していた女性刑務官は、通風口から歌声が漏れ聞こえるというセルマに礼拝室の讃美歌だろうと教え、セルマは死刑執行までの恐怖の日々を、ミュージカルの挿入歌「My Favorite Things」を歌うことで乗り切った。刑が執行される日、キャシーはジーンの眼鏡をセルマに手渡し、彼が手術を受け、それが成功したことを知らせる。女性刑務官に付き添われ、セルマは絞首台に立った。「最後から2番目の歌」を歌い、恐ろしい状況から逃避するセルマ。〝これは最後の歌じゃない。分かるでしょ。私たちがそうさせない限り、最後の歌にはならないの〟というフレーズの途中で刑は執行され、その体は壇上から落下した。見届け人の前で、ミュージカルの幕引きのようにカーテンが引かれてぶら下がった遺体を隠し、やりきれなさを抱えた女性刑務官はその場に立ち尽くす。

★★★☆☆
●なんか評価がすごく高いんですけど、私的には、なんか救われない物語を聞かされているようで、なんとも…。
それが現実だ、といわれてもね。共産主義国からの病気持ちの移民親子が、ちょっとした油断から、治療代を
盗られそうになり、必死で奪い返そうと目が悪い中、相手を殺してしまう。捕まって裁判にかけられ、不利な状
況の中で、彼女を支えていたのは、歌を歌うことだった。治療代を弁護費用に充てれば死刑を免れることができ
ると言われても、そのお金は息子の治療代にとかたくなに拒むのだった。死刑が確定し、期日が迫る中、動揺を
隠せないセルマ。そんな時にも支えは歌だった。そして最期の時が来る。なんともやるせない映画である。

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