息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

命がけの通学・・・恐ろしい”確率”

2019-02-27 16:51:04 | 自転車通学

日本は少子化が進み、学校の統廃合が盛んです。

その結果、『田舎』だけではなく、交通量の多い街中の中学でも、自転車通学が増えています。 


この問題を放置していて、『先進国』なんて恥ずかしくて言えません。

我が国には、子供たちの”スクールバス”も、通学に適切な公共交通機関も無いところが多いです。


こんな『通学路』が、日本全国に何百か所あるのでしょうか。


子供たちに与えられるチョイスは、異常に重い通学バッグを背負い何キロも歩くか、命がけで自転車通学するしかない・・・・???





平成31年4月(息子の事故から5か月後)、息子の通う中学校で"自転車通学者保護者会"がありました。
 
配布された資料に、前年度に発生した交通事故件数があります。

それに依れば、29年度(事故の前の年)に同中学の自転車通学の生徒が関わり、警察と救急車が出動した件数だけで4件とあります。

そのうち2件が、息子の事故と同じ場所で発生しています。

この数字には、他の学校の生徒・一般人の事故、そして軽微な事故は含まれていません。

ちなみに、当該道路を利用する同中学の自転車通学の生徒は、30年度は74名とあります。

単純計算ではありますが、年間で18.5台に1台(約5人に1人!)の同中学の自転車通学者が、警察と救急車を呼ぶ事故に遭遇していることになります。

恐ろしい数字だと思いませんか。

さらに事故地点は、同中学のPTA立ち番の配置されている、2か所の地点の内のひとつに指定されています。
 
つまり加害者は、通学道路の最も狭く危険とみられる地点で、朝の混雑時、どういう理由か分かりませんが、中学生の通学自転車の車列を強引に追い越そうとして、事故を起こしています。

前にも書きましたが、20mほど先からは道が広くなっていくし、その先には広い歩道があるので、自転車は歩道を走るのです。

私には、(何か悪意があったのでは・・・)という考えが浮かびます。