辺 蟲 憐 寺 境 内

Hemulenji precinct yard

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昆虫相他備忘録

墨流

2022-12-21 22:41:37 | ZU・I・SO 

221221 久々の知人より スミナガシに関する論文中に私の名を掲載する旨の連絡があった。

思えば帯状疱疹からのコロナ罹患で 丸々一年フィールドに出ていない。

その連絡がそろそろ出ては?の啓示かもと思っている。

それとこの機会にスミナガシの画像を遡ってみた。

スミナガシに限る事ではないが 幼虫の有り勝ちなこの姿勢を語り合った事がある。

温度調整 擬態 威嚇...多々推察されたが 私は葉からの蒸散の影響を挙げた。

その根拠とも成り得そうな画像があるのでアップしておく。

脚や腹脚の先端に水滴が見える。

吐糸による台座は濡れると剥がれやすいので それを嫌っているのだろうか?。

この姿勢の間 一部の腹脚のみで支える事になるが 頭部との連携で左右のブレを軽減し 脱落を回避しているのではとも思わせる。

広く平らな頭部や大きく広がる突起 さらに突起表面の凹凸が それに寄与しているのではと考えれば 特徴的な形状も理解できそうだ。

細目な枝に広い葉のアワブキは風にあおられやすいものと推察できる。

幼虫が低層・日陰に集中するのは 風を避けての事だろうか?。

湿度も高そうなので 乾燥させておきたいのかも知れない。