そこへメジロが入れ替わり立ち代わりやって来て啄んでいきます。
喧嘩もせずに順番待ちをして、食べれば交代して飛び去って、また後ろに並ぶようです。
柿の木に実が一つだけ残っている光景を「残り柿」というそうです。
木の番人、木に残しておく果実、最後に残ったものという3つの意味があり、「木守」という風習で
残された柿の実は「残し柿」あるいは「木守柿」と呼ばれるようです。
来年の豊作、自然への感謝、鳥たちへの贈り物といった意味もあるとか。
この地の柿の実はたまたま一つになったのかも知れませんが、鳥たちにとっては冬を越すための貴重な食べ物です。